Twitterで Windows Azure Connect はIPv6いるんじゃない?という話があったので見てみました。
接続するところまでは割愛。
まずクライアントPCですが、IPv6のバインディングは外してます。
※おうちのネットワーク環境は一般的なマンションタイプの回線です。(共用部以降はVLAN切られるようなタイプ)
Windows Azure Connect Relay2 が PPP アダプタとして追加・接続されて、IPv6アドレスが振られてるのがわかるかと思います。
クライアントから Windows Azure まではIPv4でOutbound TCP/443が許可されてればOK。
実際にAzure管理ポータルで見ると、上記PPPアダプタのIPv6アドレスが設定されてるのがわかります。
さて、リモートデスクトップでWindows Azureのロールに入ってクライアントに接続してみます。
ロールインスタンス上ではIPv4と、Windows Azure Connect用のIPv6アドレスが振られています。
なんとなく想像がついたかとは思いますが、IPSecで接続されているトンネル内部はIPv6ってことですね。
で、ロールインスタンスまたはクライアントから見ると、IPv6アドレスでしかお互いわかりませんので(ルーティングはされないので)通信はIPv6で行うことになります。
リモートデスクトップ上でTracertした結果と、クライアント上のIISに接続してみたところ問題なく見れています。
※IPv6アドレスが面倒だ、ということであればDNSやHOSTSファイルに記載することで楽になるでしょう。
2011.03.04 修正。Windows Azure Connect Groupを作成して接続できた時点でコンピューター名でお互いアクセスできるようになっているのでわざわざHOSTSに書かなくてもホスト名で通信できます。Azure上のインスタンスではなくてConnectグループに参加しているクライアント間で直接通信する場合は名前解決できないのでIPv6アドレスを指定しないと通信できませんが、Connectグループの「Allow connections between endpoints in group」にチェックを付けることでクライアント間でコンピューター名で通信できます。
クライアントのIIS等へ接続させるために、一時的にファイアウォール等OFFにしましたがWindows Azure Connectそのものは特になんの設定もなく動作していました。
まぁ注意点があるとすれば、クライアントOSは英語版でないといけないということと、認証が必要なProxyがいる場合はWindows Azure Connect ドライバがサーバーに接続できないといったところでしょうか・・・
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