2月16日/17日に目黒雅叙園で行われたDevelopers Summit 2012に参加しました。
いろいろ縁がありましてなんとスピーカーでした。
「17-E-5 震災とHackとクラウドと」というタイトルで0311直後~1週間ぐらいに行ったHackについて話しました。
セッションそのものは冨田さん、菅さん、おいらの3人でそれぞれ分担という感じで。
またセッションにあたり熱い思いなどは冨田さんがまとめてるのでそちらを見て頂いたほうがいいかと思います。
Developers Summit 2012! / あれとアレは混ぜるな危険
こんな状況を乗り越えていくために、Developers Summitという場を通じて、そろそろ技術的にどんなことをしたかという事を共有しないと、次につながらないのではないかという思いを個人的に持っています。今回のセッションでは完全に技術の話にフォーカスして、次の危機に対してディベロッパーが立ち向かっていくためのヒントを共有したいと考えが根底にはあります。
Googleの及川さんも言っていましたが、技術者は無力ではないこと、技術者なりに出来ることがあるということを証明できたのが東日本大震災での成果の一つだと考えています。(実際には証明の途上にありますが)
その当事者として活動していただいた方が、震災直後にどんなことをしていたのかを共有することで、多くの方に「次は自分もできる」という気持ちを共有できれば本セッションは成功だと考えています。
冨田さんの資料はこちら
菅さんの資料はこちら
というわけでして、おいらのほうもですねキャッシュサイトの構築といったHackをやりましたのでそのあたりを喋らさせて頂きました。
おいらの資料はこちら。
中身見て頂いたらわかるかと思いますが、心情的なところはいったん置いておいて、技術面のみにフォーカスしました。技術面にフォーカスといいながらそんなに深い話じゃないんですが…
だって単にRevProxy置いただけですからね。平時ならそもそもRevProxyで対応とか第三者でやらないし、やるにしてももっといいやり方とか仕組みとか構成ってものがあるかと思います。
でまぁセッションでも口下手ながら言いましたが(文面も下手ですが)、内容じゃなくてその時に必要だったから、そのタイミングだったから活きたHackになったんじゃないかな、ということ。
※実際にはキャッシュサイトは周知されて使われないと意味がないので実測としてどうだったのかはあまり把握できてませんが…
補足すると、(今回のHackのターゲットだと)この手のシステムって、直近で必要で1~2週間もたてばたぶん破棄されるシステムなんだろうなと言うのは分かってて、やっぱり労力をかけずに泥臭くてもいいから作り上げて世に出すのが必要だったんだなと思います。そういう意味ではRevProxyにするとかどうやって作るかとかは気を使いました。純粋なTechとはちょっと違う気もしますがまぁそういう視点も必要だったかなと思います。
で短期で破棄される+すぐに必要というサーバーを作るのにクラウドコンピューティングってほんとあってよかったです。触ってたのがWindows AzureだったのでAzure使ってますが、これ2年前とかならそもそもこういう対応も出来なかったし、自分は何もできなかったと思うんですよ。
あと競争じゃないけど本当にささっと出す必要があったんですよね。というかそう思ってました。なんでって誰かが暫定の解決策を出せればほかの人が同じようなことする手間をかけずに、違うことにリソースさけるじゃないですか。同じことするなんてもったいない!でも実際同じような話あったと思いますたぶん。なんか当時はTwitterやメール追うのも大変だったので記憶があいまいだけど。ただ、少なくともJAZ内での2度手間3度手間はなくせたかな~。
で、いろんな要因や人との縁(JAZの人たちや冨田さん、翔泳社の岩切さん達)が重なり、デブサミのスピーカーという場所に出たわけですが、ほんとうに境目なんてないんです。ちょっとしたことをやって手をあげたらなんかマッチしたぐらいの感覚。本当にその程度の差なんじゃないかな。だから冨田さんも言ってたように、今からでも遅くないしみんなもできるよ。だってゼロから何かを創造できるDeveloperなんだぜおれたちw
あんなしょぼいRevProxyじゃなくてもっとCoolな仕組み作ったぜ!とかいう話が今後いっぱいでてくるといいな~。それでこそ、このセッションをした甲斐があるってもんです。
なんかフォローのようななってないようなPostですが…そんな感じです!
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