唐突ですがNano Serverというものがアナウンスされました。
- Microsoft Announces Nano Server for Modern Apps and Cloud
- Microsoft Unveils New Container Technologies for the Next Generation Cloud
- Microsoft Announces New Container Technologies for the Next Generation Cloud
- Quick Nano Server Scale Demo
だいぶ前に言ってたこれの進捗ですかね。
Nano Serverは、いわゆる最近のコンテナ技術を扱うために特化したWindows Serverのリファクタリングバージョンです。
図を引用するとこんな感じ
やりたいことは分離されたアプリケーションのフットプリントの最小化(コンテナ化)とそれらを動かすための最小限のカーネルですかね。MSのクラウドプラットフォームインフラを担いたい感じです。
GUIスタックや32ビットサポート(WOW64)、MSIや既定のサーバーコアコンポーネントを減らしたWIndows Serverぽいです。ローカルログオンもRDPすらもない!全部WMIとPowerShellでリモート管理のようす。(新しいWebベースの管理ツールも開発してるようですが)
PowerShell DSCを使った構成だけでなくリモートファイル転送、リモートスクリプトのオーサリングとリモートデバッグも改善される様子?
API互換はあるものの、サポートされないAPIも当然出てくるようですがVisual Studioのリモートデバッグ機能や通知もサポートしてるので何とかしてくれという感じでしょうか?まだよくわからず。
コンテナの分離度合いとして、ホスト上で動作するWindows ServerコンテナとHyper-V仮想化技術を使ったHyper-Vコンテナの2種類が提供されるようです。どちらもDocker Engine経由でDocker Clientで操作できるようですね。
Dockerもそうですが他のSystem CenterやらChefやら協業しているところとの連携も期待が持てますね。
取りあえずぱらぱらと見てましたがまだまだ情報足らず。なんとなく今時点ではコンテナ動かすためのサーバーでるよ!という感じでしょうか。気になるところはたくさんありますが、より詳細な話は今後きっとでてくるので待たざるを得ない。まずはIgniteと//buildに期待ですかね!