そんなわけでCortanaの名前が付いた話題の(?)SuiteのWebcastがありました。
Cortana Analytics SuiteはさとうなおきさんのBlogを見ると日本語でわかりやすいかと思います。
今日のイベント(Webcast)そのものはWPC2015で発表があった内容の深堀りみたいな感じですね。
最初はWPCでもあったNorth American Eagleのビデオから。
North American Eagleはセンサーからの情報などを基に機械学習させたり予測したりしてます的な。
様々な情報があふれてますがそれを知的な行動へ結びつけないといけない
そのためにはどのようなことが、なぜ起こってそれがどうなるか、何をするべきかということがわからないといけません。
Cortana Analytics Suiteはそれらを処理するためのサービス群です的な。また最終的な知的な行動としてダッシュボードにまとめたり視覚化したり、Cortanaというパーソナルデジタルアシスタントに任せたり自動化したり。
さてそんなみんなのためのCortanaさんですが、Consumer向けはご存知の(?)通り。Enterprise向けとしてのCortana Analytics Suiteは以下のような感じになります。
個人用だとLAとサンフランシスコの距離はどれくらい?みたいな質問するとBingったりして答えを出しますがEnterpriseの場合は例えば先月の私たちの先月締めの取引で一番大きかったのは?という質問にPowerBIを使って組織内のデータから取得してきて解答します。
そのような感じで企業内のデータやKPI、業務プロセスに対して予測したりモニタリングしてアラート投げたりポリシーに基づいてタスクを実行したりとか。。
デモではCortanaとPower BIを使った応答をデモしてました。
Power BI上で以下のようないろんなデータが見れるようになってます。
あとはCortanaに質問を投げてPower BI経由で応答がくる様子をいろいろとデモ。
Cortanaさんが良しなに応答してくれるので(喋って問い合わせるかどうかは置いておいて)便利そうですね。
また、Cortana Analytics Suiteが持っている機能としては以下のようなものになります。Suiteなので基本的には今あるMachine Learningなどのサービスの組み合わせ的な感じですね。
機能 | サービス | |
事前構成済みソリューション | ビジネスシナリオ | レコメンデーション、予測、解約など |
パーソナルデジタルアシスタント | パーソナルデジタルアシスタント | Cortana |
知覚インテリジェンス | 人との相互作用と意図 | 顔、視覚、音声、テキスト分析 |
ダッシュボードと可視化 | ダッシュボードと可視化 | Power BI (英語 / 日本語) |
機械学習と分析 | 機械学習 | Azure Machine Learning (英語 / 日本語) |
Hadoop | Azure HDinsight (英語 / 日本語) (Hadoop) | |
複合イベント処理(CEP) | Azure Stream Analytics (英語 / 日本語) | |
ビッグデータストア | ビッグデータリポジトリ | Azure Data Lake (英語 / 日本語) |
伸縮性のあるデータウェアハウス | Azure SQL Data Warehouse (英語 / 日本語) | |
情報管理 | データオーケストレーション | Azure Data Factory (英語 / 日本語) |
データカタログ | Azure Data Catalog (英語 / 日本語) | |
イベント投入 | Azure Event Hubs (英語 / 日本語) |
知覚インテリジェンスAPIはわかりにくいですがFace APIのような顔や画像(視覚)、音声といった情報から推測したり処理するAPIですね。
このあたりで提供されているAPIの話です。
ここでまたビデオ&デモです。すでに事例として挙がっているDartmouth-Hitchcock社ですね。
患者のデータ(心拍数や感情、体重などなど)から異常を検知してアラートを上げたり、家族に薬飲んでることを通知したりとか積極的な医療(というのかなんというか)に使っています。動画はこちら
デモではWebアプリを使って患者のデータを見たり予測値を把握したりする部分が見れました。
ダッシュボードでは地域の患者の所在や状態がわかります。
心拍数などの状態や感情の遷移、予測などを出してます。裏では様々なデータから機械学習で予測させている感じです。
そこからアクションを起こしたりもできます、というところがデモされました。
想定されるシナリオ例としては以下のような感じ。なんとなく想像がつくかと思います。
Cortana Analyticsでデータをインテリジェントな行動に変換しましょう
予測・指示(処方)・自動化、プロアクティブな(先を見越した)アシスタントや自然なやり取り、そしてセキュアでスケーラブルなソリューション。
最後はQ&Aでした。
What is the differenc between Azure Data Lake and Azure HInsight?
Refer to the Cortana Analytics website for information on the individual components: http://www.microsoft.com/en-us/server-cloud/cortana-analytics-suite/what-is-cortana-analytics.aspx
The DH demo shows some web ages where it looked like a mash up of data from CRM and also Powere BI – are those ASP pages or bespoke HTML5 pages?
Yes, the actual DM application uses both a custom web page built on Azure websites as well as Power BI. Today’s demo only showcased the Azure website piece.
Question : when buillding a datawarehouse the Kimball way is still required ?
This is a complex question and will depend on the business requirements. However due to fast SSDs and in-memory technology, the traditional use cases of optimizing data structures for performance have been changing.
まとめ
録画があるのかわかりませんしスクリプトもなかったのでスライド説明に近い感じになってしまいました。あと9月にはWorkshopがあるようですが海外だなぁ(
早く日本語でも使えるCortanaさんや、企業で活躍するCortanaさん(とその裏方)を見たいですね。(裏側あれこれはAzureに限らずやっているところはやっているでしょうけど)