というわけでConnect(); 2015 というイベントがありました。去年もありましたね。去年はOpenness!という感じでしたが、今年もさらにそんな感じで広がりを見せてくれそうです。
※ なおニコ生もありましたがそっちはスルーします(((
※ アナウンスやUpdate情報はページの最後にまとめたのでイベント情報不要な人はそちらへGo
Mobile First、Cloud Firstのメッセージから始まり今回はPowerful、Open、Productiveという3本柱ですね。
で、今のVisual Studio FamilyはVisual Studio、Visual Studio Code、Visual Studio Onlineの大きく3つ。
Codeはマルチプラットフォームの無償のやつ、VSOnlineはSCMやDevOpsなソリューションに使えるオンラインで提供しているサービスですね。
というわけでこの辺りのDemoはScott Hanselmanから。ASP.NET 5のデモですね。
NuGetパッケージマネージャーが新しくなったのを説明ですけど、Bowerもパッケージマネージャーも統合されてきたという話ですね。(会場ではBowerどうなのという話でしたが)
Application Insights統合やAzure統合ということでVisual Studioからウィザードで簡単に設定やデプロイなどできます。
収集したテレメトリなどはVisual Studio上でも見ることができるので開発者はVSから離れず開発できますね。
ということでアナウンスメント。
.NET Core RCとASP.NET 5 RCです。Go-Liveライセンス付なのでプロダクションでも一応安心してお使い頂けます。
.NET CoreはWindowsだけじゃなくてLinuxもMac OS XもOK。
デモにまたもどってこの話をうけてDockerコンテナをデプロイという感じですね。Windows版のSSHで直接ログインしてDockerコマンド叩いてます。
※最近話題になったやつかどうかは定かではないです
で、できあがったサイトはWindowsなASP.NETと同じ、コード修正なし!
しかも-natievコマンド付でDLL作ってますね!Fast!
Tools for Visual StudioということでIDE統合されてる言語(Javaやnode.js、R、Pythonなど)も紹介されてますね。
PHPのデモですがプロジェクトファイルではなくフォルダ指定でPHPなアプリを開いてますね。
で足らないファイルや環境などはSetupからSign-inして必要なものを追加する感じかな。
でC#な話にちょっと入ってパターンマッチングしてリファクタリングなどなど。
こういうコードがSwitchにすっきり変わったりしてました。
次はVisual Studio Code。DemoはAnders Hejlsberg氏!
Mac OS X上でASP.NETなC#なコードひらいてブレイクポイントついてるのでデバッグということは…?
デバッグできるようになりました!以前はnode.jsだけだったのがASP.NETもOKという感じですね。
node.js(TypeScript)も同じような機能を持っています。
シンタックスハイライトなども追加していけます。PascalやTeXなどなど。
Google <3 TypeScript + Angular
Jules Kremer氏がAngularの取り組みなどを話してくれました。
と、ここでVisual Studio Code Betaのアナウンス。
Go、PowerShell、React、F#、ChefなどなどいろいろExtensionsで追加できるようです。
でOSS化! Erich Gamma氏が登場して今まさにリポジトリがGitHubにOpenになりました。去年のRoslynと同じですねw
で、Visual Studio OnlineがVisual Studio Team Servicesに名前が変わりました。あとは各機能の話とかですね。
Build Agentを選んでnpmなどを使うようなビルドをVisual Studio Team Servicesでやる感じ。
今までRelease Management(ワークフロー的な)のが別物だったのが組み込まれたのでビルド・テスト後にチェック後リリース(デモではAzureへ)というのができます。
というわけでRelease ManagementがPublic Preview、Dev-Test labsもアナウンスされました。
ContinuumでWindows 10 Mobileから操作。
※ContinuumはUWPでないと外部モニタ側に出せないらしい
この辺りは今までのおさらいですね。
Windows 10 SDKのUpdateもでます。(11月30日に)
AndroidやiOSでも同じアプリが動きます。(Xamarinですね)※Apple WatchやMSBand2もテンプレートがある!。
Onsen UI (SPA:Single Page Appだから)の話。
Cordovaのプラグインでデバイス固有のバッテリーの部分など簡単に追加できます。
Visual Studio CodeからCordovaでAndroidエミュレーターを起動してデバッグ実行してました。
でVisual Studio Team ServicesでXcode Buildなデモ。
さらっと流してましたが、アプリケーションのInsightsというかフィードバックを得たりするツールですかね?
AzureのRegionsも28か所になりました(予定含む)
数字はちょっと更新されたかな。
さらっと流れましたがAzure Service FabricがPublic Preview、Microsoft GraphがGAです。
でアナウンスですがVisual Studio Cloud Subscriptionですね。
あとVisual Studio Dev EssentialsがFreeで登場。Parallels for Mac Pro(3か月)やAzureなどのクレジットなどなどもついてくる。
登録はwww.visualstudio.comから。
Visual Studio Marketplaceというのもリリース。Visual Studio Team Services Extensionsに機能を追加していくこともできるようです。
Package Managementもできるようですがちょっとどういうものかぱっとわかりませんでした。。
どうもTeam Servies内にプライベートのNuGetパッケージを置いたり管理してフィードを公開できるようです。ビルドタスクなどでここから復元したりできるのがPackage Management機能ぽい。
Timetrackerで仕事の集中度とか時間とかもトラックできるようなExtensionもw
そのあたりのデモはMarc Schaeffler氏から。
かんばんだったりTimetrackerのネタだったり。
XcodeのビルドやiOSエミュレーターでのテストもクラウドで。そのままVisual Studio Team Servicesにチケット作成などなど。
この辺りは提携したPerfect Mobile社のMobile Cloud使ってるみたいですね。
あとは新しいダッシュボードでたくさんの情報やかんばん見ることができるようになります。
AzureのDevTest LabのVMを作ってテストしたりもOKですね。
でパフォーマンスはかって結果を見たりApplication Insightsのほうもみたり。
Visual Studio Team ServicesとオンプレはTeam Foundation ServerでフレキシブルなDevOps、リッチなCI+CDをパートナーのソリューション使いながらやりましょうという感じ。
でKey Noteはいったん終わり。セッションは続いていくわけですが、、、
通常よくあるのはPaaSなWebサイトを動かす部分となんでもできそうなIaaSなVirtual Machinesですが。
Clous Appsはちょうどその中間のようなイメージ。
さらにライフサイクル管理も行えるような、Hyper-ScaleなプラットフォームとしてService Fabricがあります。
Azure Service FabricでHyper-Scaleなアプリをデプロイして更新したりしていくデモを行いました。
今稼働してるアプリがこんな状況です(これはデモの画面)
Service Fabricの新しい管理画面(各クラスタ固有のURL)にアクセスすると今2つのアプリケーションが40ノードで動いててすべて問題なし(グリーン)という感じで状態みたり管理できます。
で、アップデートをかけると順繰りにアップデートされていってどんどん動作するという感じ
Local/Remote GDBを使ってC++なコードのデバッグしたり。
Hanselmanのデモはドクターの状況などに始まりIoT Hubなどで実際にHanselmanの血糖値を収集しExcel(Apps for Office)で表示、Machine Learningでブドウ糖の予測などを行うようなデモをしてました。まさに身を削った感じ。
(これはMac OS X版のBlob Storage Explorer)
まぁデモのオチはストレスを一番与えてるのはScott Guthrieでしたというネタでしたw
そんな感じでKey Noteは終わりです。
まとめ
アナウンスメントや公式情報ほか関連情報など
- .NET Core RC (Go-Live)
- Announcing .NET Core and ASP.NET 5 RC
- RyuJIT now supported on Linux and OS X ほう。
- .NET CoreでMaxPath制限なくなったらしい
- OPC Diary
- .NET Command Line Interface
- Announcing .NET Core and ASP.NET 5 RC
- ASP.NET 5 RC (Go-Live)
- Announcing ASP.NET 5 Release Candidate 1
- これだけでも盛りだくさん。熟読しましょう。
- Glimpse v2 Beta1 Released for ASP.NET 5も。
- Announcing ASP.NET 5 Release Candidate 1
- Visual Studio Code v0.10.1 (Nov. Beta 2015)
- Visual Studio Team Servicesに名前変更(Visual Studio Onlineから)
- Visual Studio News/Extensions, Previews, and more – Nov 18
- Release Management (Public Preview)
- Test Results in Build
- MacinCloud Visual Studio Team Services Build and Improvements to iOS Build Support
- Announcing easy to use browser-based exploratory testing for Visual Studio Team Services
- my.visualstudio.com
- 開発者向けベネフィットが纏められた新しいポータル
- marketplace.visualstudio.com
- Visual Studio Marketplaceですね
- Connect();でのVisual Studio Online あらため Team Servicesの強化紹介
- Subversion integration with Visual Studio Team Services
- 地味にSubversionをサポートするらしい
- Visual Studio GDB Debugger Extension
- Windows 10 SDK Update (アナウンスだけ。出るのは11月30日)
- Azure DevTest LabsがPublic Preview
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- https://azure.microsoft.com/en-us/services/devtest-lab/
- 価格は作った仮想マシン代となります
作れるようになってます。
- What is DevTest Lab?
- Getting Started with DevTest Labs for Azure
- あまり触れられてなかったのですが、DevTest Labsは開発やテスト時の環境を簡単に作るためのサービスです。ぽちぽちっと必要な機能を追加したり、プールから仮想マシンをすぐに稼働させたりテストが終わったら自動シャットダウンさせたり。CIツールやVisual Studioといったツールから直接連携させたり。今まで開発・テスト環境(のサーバー側)作るにしても仮想マシンを自前で作るか、自動化するにしてもコード書いたりと少し手間がかかっていたのがかなり簡略化されるのでうまく使えばすごくいい機能ですね。
- Azure Service FabricがPublic Preview
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- やっと日本語なVisual Studioでもまともにプロジェクト作れるようになりました。(直るのは早かったけど、リリースされるまでが長かったなぁ)
新規作成時のテンプレートはこんな感じ。
- またPublic Previewということで、ちゃんとAzure上にクラスタを構成できるようになりました。
- 価格 ※Standard AまたはDシリーズのWindows仮想マシンの価格が適用されるようです(メールだと追加料金なしって書いてるけどどうなんだろ?)
- 今のところ米国西部と米国東部にしかクラスターを作れないようですが、、、(サービス提供地域的にはグローバルっぽいんですけど)
- 現状、Windows Server 2012 R2かWindows Server 2016 TP3なマシンでクラスターを組めるようです。将来的にはLinuxサポートも予定しているようですね。
- Azure SDK 2.8
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Visual Studio 2015/2013用- ARMのテンプレート編集がより向上しました。インテリセンス、新しいプロバイダとか。たとえばService FabricクラスターやVM Scale Setなどにも対応。
- Azure DiagnosticsのデータをApplication Insightsに送信できるようになりました(1)(2)。より根本原因追及などしやすい形に。べたにログ残すのも大事ですけど、見れるようにするのも大事ですね!
- Docker Tools for Visual Studioが含まれてDockerコンテナのデプロイなどに対応
- Mobile Appsのテンプレートが更新
- Blob Storage Explorerもマルチプラットフォームに
- Azure Service FabricのToolsも更新です(これはVS2015用かな)
- HDInsight Tools for Visual StudioもUpdateです。
- Azure Data Factory ToolsもVS2015で利用可能になりました。
- Release Notes
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- .NET 4.5.2もサポート
- Azure PowerShell 0.9.8以降をインストールしてる場合、Data Factoryテンプレートのプロジェクト作成時に失敗する場合があるっぽいです。
- ARMテンプレートはAzure PowerShell 1.0以降でないとだめぽい
- 細かいのはサイトみましょう(そんなにない)
- Azure Data Lake StoreおよびAzure Data Lake AnalyticsとAzure Data Factoryの統合
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- パイプラインに組み込めるようになりました
- Azure App Service Web AppsのカスタムドメインをAzureのクレジット額で購入できるようになったようです
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- Azure App Service でのカスタム ドメイン名の購入と構成
- 無料試用版とDream Sparkは対象外
- Microsoft GraphがGA
- Visual Studio Cloud Subscription
- “Visual Studio IDE のライセンスの期間を選べる柔軟性に加えて、年間コミットメントを選択した場合は、総合的な特典が提供されます。 Visual Studio サブスクリプションは、Visual Studio Marketplace を通して入手できます。”
- この辺参照
- Free Visual Studio Dev Essentials
- Visual Studio Marketplace
- EntityFramework 7 RC1
- Entity Framework 7 RC1 Available
- パフォーマンスやRTMに向けての詳細
- Git Credential Manager for Mac and Linux
- 直接的にはあんまり関係ないかもだけどGit Credential ManagerのMac OS X/Linux版がでました。これでVisual Studio Teams Servicesとかにアクセスするのも普通にMSアカウントのまま使えますね。
- Protecting your datacenter and cloud: November update
- データセンターやクラウドをどう保護するかという話。OMSやAzure Security Centerなどなど
- Vungle SDK for Windows 10 Released
- Node.js Tools 1.1 for Visual Studio Released
- Intune App SDK
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- Announcing the Intune App SDK
- ネイティブアプリ(Xamarin使ったアプリやCordova使ったアプリなど)にこのIntune App SDKを使うとIntuneのポリシーを適用したりできるようになるっぽい
- Office 365
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- Archiving third-party data in Office 365 now available in Preview
- Office 365で3rd Party製のデータアーカイブソリューションが使えるようになったみたいです。
- Enforcing Office 365 identity in Yammer now available
- 今まで独立してたYammerの認証がOffice 365に組み込まれていくっぽいです。すぐにじゃないけど。
- Archiving third-party data in Office 365 now available in Preview
- Azure BackupのCloudLink SecureVMサポート
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- CloudLink SecureVMもAzure Backupで保護できるようになりました。
Newsや他リンクなど
- Microsoft Connect(); 2015
- 11/18(水)深夜はテックトークで盛り上がれ! MS開発者イベント『Connect(); // 2015』ニコ生放送決定
- News from Connect(); 2015
- 公式的なまとめかな
- News and Announcements at Connect(); //2015
- Publickey
- [速報]オープンソース版.NETがリリース候補版に到達。Windows、MacOS X、Linuxで同一の.NETアプリが実行可能に。Microsoft Connect(); 2015
- [速報]無償のコードエディタ「Visual Studio Code」が、Go言語/Pascal/Reactなどに対応。ベータ版にも到達。Microsoft Connect(); 2015
- [速報]マイクロソフト、無償のコードエディタ「Visual Studio Code」をオープンソースで公開。Microsoft Connect(); 2015
- [速報]マイクロソフト、「Free Visual Studio Dev Essentials」発表。無料版Visual StudioやAzureの無料枠、トレーニングなど提供。Microsoft Connect(); 2015
- 1 日で Windows 10 に対応したアプリ開発手法が習得できるハンズオン~ Windows 10 UWP Developer Workshop 【第 2 回】
- Windows Bridge for iOS: Where we are and where we are headed
- Twitterのvsjp2525タグ
- BizSpark
- DreamSpark
スコットさん!- Enterprise-grade GitHub: How Azure scaled to 2,000+ employees on GitHub
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- 2000人以上にもおよぶ社員によるGitHubを活用したAzureのOSSの取り組みをまとめたものになります。
面白い。
- 2000人以上にもおよぶ社員によるGitHubを活用したAzureのOSSの取り組みをまとめたものになります。
- Azure App Service Updates – November 2015
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- 前回のPostでまとめたような内容のまとめ。
- Azure: The cloud for any app and every developer
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- 今日のAzureのまとめ的な。
個人でやってるような人や学生などにもVisual Studio Dev Essentialsはうれしいし、プラットフォームを選ばない開発環境もどんどん整ってきました。開発者がより本質的な開発に注力できるようにしてくれている感がありますね。(まぁその過程でごちゃごちゃしてるとか、今までできてたところがグダグダになってしまったところ(パッケージマネージャーとか)ありますが、オープンになったところも多いのでじゃんじゃん意見出しつつ悪いところは直してよいところは伸ばしたいですね。
あと去年のConnect();でもかなりOpenness!という感じでしたが今年はさらに足場を固めてきたという感じでしょうか。
最後に、前に出ながら話しつつ書くものじゃないね!(ドイヒー