同期環境下のOffice 365でExchange属性を弄りたい

あるよね。そういうこと。

オンプレに

  • Active Directoryドメインはある
  • Exchange Serverはない。過去も含めてない。
  • Active Directory SyncとかでOffice 365とアカウントを同期させてる

という環境があるとします。

※ちなみにオンプレ環境は全部Windows Server 2012 R2とします

で、ちょっとアドレス帳から非表示にしたいなーとか思うと

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はい。ソウデスネ。

もちろんオンプレのADにはそんな(Exchange関連の)属性ありません。

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どうしましょうか?素直なのは他の属性の値を使ってAADSyncとかのマッピングをいじることです。(ただこれも直感的に何をしてるのかわかりにくいのとSyncするツールに依存しちゃうのでどうなんだろう)
ということで今回は少し斜め上の対応をしてみましょう。

そう、Exchangeスキーマの拡張だけしてしまいましょう。

身もふたもない。

まず評価版のExchange Server 2013をダウンロードしましょう。

ダウンロードしたEXEを実行してファイルを展開します。その後以下のコマンドでSetup.exeを起動してスキーマ拡張だけ行います。(※もちろんバックアップとかその辺ちゃんと考えてください)

Setup.exe /PrepareSchema /IAcceptExchangeServerLicenseTerms

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※細かい話はこの辺参照

完了後、スキーマが拡張されたので後はお好きにどうぞ。

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やりました。

Active Directory で顔写真

Active Directory にはいろんな属性がありますが、あまりメジャーではない属性に thumbnailPhoto があります。

この属性にはユーザー、連絡先オブジェクトの写真(jpg)を保持しすることができます。
属性そのものはオクテット文字列でバイト配列です。で、この属性に画像を突っ込めば顔写真付きアドレス帳的にActive Directoryを活用できるわけですが…

あいにく標準ではせっかくの顔写真を使うようなアプリケーションが有りませんでした。(過去形)

なぜ過去形かというと、最近発売されたOffice 2010のOutlook 2010では、Exchange Server 2010と連携して顔写真を表示させることが標準でできるようになっています。

※Outlook 2010以前は、カスタムのAdd-inなりを利用する必要がありました。
※Exchange Server 2010でなくてもLDAPアドレス帳としてActive Directoryを使えば表示はされそうですけど、今は未確認。

ということで、今回はthumbnailPhotoを使ってOutlook 2010で顔写真を表示するまでをやりたいと思います。

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Exchange Server 5.5 X.400コネクタ 設定ガイド

twitterのTLに懐かしい Exchange Server 5.5 な話題が出てたので昔作った資料を掘り起こしてきました。
※自社用に作ったものですが、もう時効だと思うので出しちゃえ出しちゃえ的な。
※まぁ今更すぎて誰得ですね。単にBlogのネタにしたかっただけともいう・・

一応免責。古い資料+当時の足らない知識で書いてる部分もあるので間違い等あるかもしれませんので自己責任で。当方は責任もちません。
もし間違い等に気づいた方は生暖かく見守るか、コメ頂けると幸いです。

 

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いろいろ備忘録

TechEd 2010 NAも始まりいろいろ目白押し。
やっと時間取れたので備忘録的に纏めました。

文字ばっかですね。。。個別に深く追っていきたいですが、今はとりあえずリンクだけで我慢します。。

 

TechEd 2010 NA

いきなりVisual Studioから始まりましたが、VSとSystemCenter系の連携やOpalis、SCVMM、Win2k8 R2 Sp1 Win7 SP1など。サー

バーサイドもリボン化が激しいですね。OCS "14"はかなりソーシャル色が強くなりました。
3SということでWindows Phone 7の新しいビルドもお披露目。だいぶ洗練された感じ。(こっちはiPhone4に話題食われた?)

Windows Server AppFabric もGA。Azure SDKも1.2がリリース。
Bing Maps SDKもあるので期待。ライセンスの問題についてはMS砂金氏がそのうちBlogにUpしてくれる予定です。
KeyNoteでもありましたがインスタンスの管理や、配置、デバッグ(CloudをIntelliTrace!)などかなり強化されてます。
IntelliTraceすごいですね。Ultimateだけですけど。

2時間ほどありましたが盛りだくさん過ぎて、大半の人は置き去りな気がしないでもなかったです。
ただ開発・運用管理・OnPremise連携など実装に必要な機能はだいぶ出そろった感。つまるところKeyNoteで話した内容ぐらいの知識は今後必要になるということですね。”開発”だけ見てればいいという問題じゃないですね~。
インターネットの境界をどう超えるか、認証・認可どうするか、手元に無いサービスの管理をどうするかなど。

ネタは出そろってるので後は実際のビジネスに紐づけて進むだけですね。

※KeyNote終了後もChannel9 Liveということで延々としゃべってましたけど・・・絵もないし何しゃべってるかさっぱりw Steve Marxも出てたんですけどねぇ。

日本も8月25日からTecEd Japanなので、今からどんどん凝縮されてくるんでしょうね。

 

Azure関連

 

Visual Studio / Expression

 

Team Foundation Server関連

 

サーバー関連

 

その他