Windows 8.1(IE11)でLocalhostへのアクセスが制限される

タイトル通り。IE11 on Windows 8.1な環境で開発してて、127.0.0.1な環境へアクセスしようとしても接続できなかったりします。

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ちなみにIE11以外のブラウザだと問題ありません。

これってIE11が余計ながんばって拒否ってるからなんですが開発時などはウザイだけですね。

細かい話は How to enable loopback and troubleshoot network isolation (Windows Store apps) とか見てもらうとして、簡単に言えばループバックへアクセスしてもいいリストにIEを登録してあげる必要がある、ということです。(先のリンクにもある通り本来はストアアプリ用の話なんですがデスクトップなIE11も引っかかるみたい)

コマンドうつのが面倒だったら EnableLoopback Utility とか使いましょう。

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こんな感じでIEを除外すればいいんじゃないでしょうか。

あ、ちなみにIE11でlocalhost (127.0.0.1) なIISにつなぐとリモートアドレスは127.0.0.1じゃなくてローカルのNICのIPアドレスになるっぽいです。(ちゃんと見れてないけど)
127.0.0.1は除外的なコードかいててはまりました。

ふぅやれやれ。

IIS Expressをlocalhost以外でホストする

メモ。

Windows 7以降の場合

netsh http add urlacl url=http://hogehoge.sample:8080/ user=everyone

みたいな感じで管理者としてコマンドを実行してホストするFQDNとポートを全ユーザーに許可します。

あとはVisual Studioのプロジェクトの設定でIIS Expressを上記FQDNでホストするように設定すればいいはず。怒られたら %USERPROFILE%\My Documents\IISExpress\config\applicationhost.config を編集しましょう。

<site name="DevWeb" id="9999">
    <application path="/" applicationPool="Clr4IntegratedAppPool">
        <virtualDirectory
            path="/"
            physicalPath="C:\application-no-path" />
    </application>
    <bindings>
        <binding
            protocol="http"
            bindingInformation="*:8080:hogehoge.cample" />
    </bindings>
</site>

Azure Guest OS 3.xでARRv3を使う

Windows Azure Advent Calrendar jp: 2012 の #24です。

みなさんご存知の通り、Windows Azureのクラウドサービスおよび仮想マシンでWindows Server 2012が利用できます。

※残念ながらAzure WebサイトはまだWindows Server 2008 R2ベース。

仮想マシンは自分でいろいろ設定して永続化しておけるのでどうってことは無いんですが、みんな大好きクラウドサービスはそういうわけにはいきません。

で、せっかくクラウドサービスのGuest OS 3.xで、Windows Server 2012つまりIIS8が使えるようになったので、ARR(Application Request Router)も対応したものを使いましょーというのが主旨です。

IIS8に対応したARRv3はExternal CacheやURL Rewriteもこれまで通り使えますし、なんといってもWebSocketに対応してるのが嬉しいですね。

とはいえ、IIS8に対応したARRv3はまだBetaなので利用には注意が必要ですが。

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ASP.NET Univarsal Providers のセッションプロバイダを使ってみる (3)

第1回第2回に続いて第3回です。

前回はそのまんまASP.NET MVC3ロールに含まれてるASP.NET Univarsal Providersを使って軽く負荷テストしたりしてみました。
結果は想定通りだったわけですが、なんと、たけぱらさんにこんなコメントをつけて頂き、しかもHighPerformanceSessionStateProvider という実装までしてくださいました。

こりゃー再度テストしてみないといけないな!ということで。

条件は前回と同じくAzure上にSサイズで5インスタンスほど、たけぱらさん作HighPerformanceSessionStateProviderを使ったMVC3ロールを展開。クライアントも同様にSサイズなWorkerロールを20インスタンスほど作って並行で6000セッションづつ作りまくる感じにしました。

HighPerformanceSessionStateProvider はたけぱらさんのBlogからコピペ。ただSQL Azureで利用する際に1点だけ修正が必要なので注意です。

CreateSessionIndex メソッド内

		private void CreateSessionIndex(ConnectionStringSettings connectionStringSettings)
		{
			ExecuteSql(connectionStringSettings, (factory, command) =>
			{
				command.CommandText = @"IF not EXISTS (SELECT * FROM sys.indexes WHERE object_id = OBJECT_ID(N'[dbo].[Sessions]') AND name = N'IX_Sessions')
begin
CREATE NONCLUSTERED INDEX [IX_Sessions] ON [dbo].[Sessions] 
(
	[Expires] ASC
)
end
";
			});
		}

SQL Azure上で利用できないT-SQLの構文があるので、上記10行目に書かれてた「ON [PRIMARY]」を削除します。

Web.configも書き換えたら準備完了です。

で、実際に見てみると…だいぶ早い感じ。セッションタイムアウトは10分にしてたのですが、6000セッションx20作成中に生存してるセッションが2万弱とかだったのに対し4万弱ほど作れてたりします。

ログみると

タイムアウトになったりなNGが5000ちょいほどありますが…概ね良好な感じですね。
※タイムアウトなるのはコードの問題な気がしないでもない…例外まで補足してなかったので詳細不明(ひょっとしたらSQL Azure側?うーん)

で、前回まともに動作しなかった同じセッションIDで更新したり、ごみセッションを削除する処理ですが

こんな感じでゴリゴリセッション作成してる間でも500msとかでアクセスできてますね。(=セッションテーブルの更新もOK)

また最後の15分経過後のアクセスも5秒かかっていますが問題なくできてます。
ちなみにこの時のごみセッション数は32000弱。

ちょっとしたひと手間でまともに使える感じがします!

HighPerformanceSessionStateProvider イイネ!

ASP.NET Univarsal Providers のセッションプロバイダを使ってみる

ASP.NET Univarsal Providersのセッションプロバイダって、セッションの破棄もしてくれるの?という話題から。

結論から言うと、「期限切れのセッションは削除してくれます。但しパフォーマンスに問題がありそうなやり方で。」となります。

@kazuk さんにさらっと見てもらえたので先に結論がわかりました。ありがとうございます。

さて実際にその様を見てみましょうか。

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Windows Azure SDK 1.4 Refresh

MIXでアナウンスされていたWindows Azure SDK 1.4のRefresh(SDK 1.4.1)がリリースされました。

このアップデートでは、IIS環境に対し簡単にWebアプリを発行できるWeb Deployment Tool (Web配置ツール)が統合され、簡単にWindows Azure上のWeb RoleにWebアプリケーションを配置できるようになりました。

但しいくつか制限があります。

  • Web配置はシングルインスタンス(1インスタンス)のみ対応できます。
  • このツールを使用したシナリオはテストや開発時を想定しています。
  • Web配置ツールを使用した際の更新ファイル等はサービスパッケージデプロイ後のロールインスタンス上のファイルを直接更新するので永続化されません。最終的にはサービスパッケージを作成し、Windows Azure上へデプロイする必要があります。
  • Web配置用にInputEndpointを1つ消費します(リモートデスクトップ接続も必須です)

あくまで開発者がテストや開発の際のWindows Azure上へのデプロイの手間を軽減させるための機能と考えたほうがいいでしょう。でも便利ですね。

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Windows Azure + PHP

Windows Azure上でPHPを動作させる場合、以前ならphp-cgi.exeも一緒にアプリケーションに含めたりしてたと思います。

でもWindows Azure SDK 1.3以降ではスタートアップタスクも利用できるし、Full IIS機能が使えるのでPHPも含めてIIS+FastCGI+PHPな環境にしたいですよね。

ということでおなじみのWebPICmdLineを利用してPHPをインストールするスタートアップタスクです。

@echo off
sc config wuauserv start= demand
md "%~dp0appdata"
reg add  "hku\.default\software\microsoft\windows\currentversion\explorer\user shell folders" /v "Local AppData" /t REG_EXPAND_SZ /d "%~dp0appdata" /f
webpicmdline /Products: PHP53 /AcceptEula
webpicmdline /Products: wincache53 /AcceptEula
reg add "hku\.default\software\microsoft\windows\currentversion\explorer\user shell folders" /v "Local AppData" /t REG_EXPAND_SZ /d %%USERPROFILE%%\AppData\Local /f
net start w3svc

ついでにPHPのアクセラレータとしても利用できるWincacheも入れてます。
※WincacheをインストールするとどうもIISが止まるようなのでサービス開始のコマンドも入れてます。

後は以下のようにサービス定義ファイル(.csdef)でタスクを呼び出すようにします。
<Startup>
    <Task commandLine="InstallPHP.cmd"  executionContext="elevated" taskType="simple" />
</Startup>

これでアプリケーションの開発者は純粋にPHP部分だけに注力できますね。

ロールのエントリポイントも別途起こせるのと、CSPackを利用すれば大分Windows Azure固有の部分を減らせる=PHP開発者がすぐにWindows Azure アプリケーションを開発できるんじゃないかなーと思います。

参考: How to Configure IIS Components in Windows Azure (MSDN)

追記。Windows Azure Command-line Tools for PHPなるものがあるので、こんな苦労しなくてもいいかも知れませんね。\(^o^)/

WCF Data Services の通信を圧縮する

WCF Data ServicesはHTTPベース(ODataやJSON等)を使用してデータの送受信ができる強力な仕組みです。このあたりの説明はとりあえず割愛。

で、便利が故にぽんぽん使ってるとそれなりに転送量や帯域も消費するわけでして。でHTTPベースであればgzipで圧縮して通信したいと思うのが世の常。

というわけでさくっとgzip圧縮する方法です。

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