Azure Virtual Machines の計画メンテナンス

年明けにAzure VMsの計画メンテナンスが予定されている旨のメールがきました。

計画メンテナンス期間は 2018 年 1 月 10 日 午前 9:00 日本標準時 [2018 年 1 月 10 日 午前 0:00 協定世界時] からを予定しており、期間中に対象の仮想マシンの再起動が 1 回実施されます。再起動を実施している間は仮想マシンの利用はできなくなります。

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このメンテナンスではVirtual Machinesの再起動が予定されていますので注意が必要です。(大丈夫な構成にしてればそもそもあんまり気にしなくてもいいと思いますけど)

さて、今回から再起動されるタイミングをコントロールできるようになりました。メンテナンス対象のVMの場合、ポータル上のブレードに案内が表示されます。

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再起動タイミングをコントロールしたい場合、スケジュールされた期間の前の段階(今回だと1月9日までの間)にメンテナンスを開始するボタンですぐに再起動を行います。
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再起動後はメンテナンス済みのホストに移ってメンテナンス完了という感じですね。
この表示ではない場合(下図とか)はユーザー側でコントロールできないようです。スケジュールにしたがってどこかでメンテナンスされるようですね。
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なお一覧で見るともっとわかりやすいです。
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その他詳細についてはこちらのBlogなどを参照ください。

Azure Virtual Machines v2

v2というタイトルを付けましたが要はAzure Resource Manager(ARM)で管理できるようになったVirtual Machineの話です。

詳細はまぁこちらを参照ください。

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Azure Backupの拡張

今日のUpdateでAzure Backupが仮想マシンレベルで利用できるようになりました。

今まではBackup Agentを使用してデータのバックアップなどは行えましたが、ベアメタルというかスナップショット的な使い方は結構面倒くさい感じでした。
今日のアップデートではAzure Backupの機能としてAzureのファブリックレベル(インフラ側)でBackupできるようになり、ノンストップで仮想マシンのイメージを取得することができます。またWindowsだけでなくLinuxでも取得できます。(なおPublic Preview機能です)

  • 一貫性のあるバックアップ
    • 本番ワークロードに影響を与えないバックアップ
    • VMのダウンタイムなしでのバックアップ
    • Windowsでのアプリケーションレベルでの整合性
    • LinuxでのOSのファイルシステムレベルの一貫性
  • ファブリックレベルのバックアップ
    • バックアップに必要な環境のスケーラビリティ
    • 複数VMを同時に、エージェントレスでバックアップ
    • ポータルからの集中管理
    • ジョブの追跡・状況の確認
    • 最後のリカバリポイントからの増分バックアップ
  • ポリシー主導
    • スケジュール
    • オンデマンド
    • Backup Vault内でリカバリポイントの自動管理
    • 元VMが削除されてもバックアップデータを保持

簡単にいうと、Hyper-Vでいうところのチェックポイント(スナップショット)をAzureのポータルから行えます。
ファイルレベルで取得するBackup Agent方式と違って、ファブリックレベルなのでOS側にAgentを入れたりせず行えることとバックアップに要する時間が早く、予測できる点が大きいですね。

※但しAgentは不要だけどVM Extensionsは必要(自動でインストールされる)なようす

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Azure 仮想マシンのOSドライブ容量制限が8倍に

今まで仮想マシンのOSドライブは最大127GBまででしたが、緩和されて8倍の1023GBまでOKになりました。
もちろんWindows/Linuxどちらも。

OSドライブの容量が少ない!と思ってた方には朗報ですね。データディスクアタッチできますが管理の手間ふえるのでなかなか良いかと思います。またオンプレのマシンからの移行ハードルも少し下がりましたね。

またパフォーマンスについてはPremium Storage+DSシリーズ使うなど併せて考えればいいんじゃないでしょうか。

Azure 仮想マシン上のAD DSでディレクトリサービス復元モードする

タイトルの通り。やり方をひょんなことで知ったのでやってみました。

※ というか知識がWindows Server 2003で止まってるからナー。。

昔の知識だとブート時にF8押して~とかなんですが、いやいやbcdeditで既定のブートかえればいいじゃんという話でした。あとWindows Server 2008からかどうか知らないんですが、ディレクトリサービス復元モードでもRDP使えるみたいですね。

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VM-Generation IDがどうのこうの

なんとなくAzure上の仮想マシンでVM-Generation IDがちゃんと動いてるのか見てみようと思いました。

結論↓

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ちゃんとイケてるようです。

このあたりを参考にしました。

これでサポートしてるActive Directory Domain Service (Windows Server 2012以降)とかなら安心して(?)Windows Azure上で動かせますね。

細かい話はMSの安納さんに教えて頂いたほうがよいかと思います。

追記

Azure上の仮想マシンを削除(ディスクは保持)→ 同じディスクを使用して仮想マシンを再作成するとVM-Generation IDが新しくなるので、ドメインコントローラーとしては他のDCから安全に最新情報に更新できるので安全、という感じのようです。

まぁうまく使ってください。

Windows Azure 7月アップデート

今日もUpdateなお話です。今回のUpdateは以下の通り。

  • SQL Database
  • 自動Exportのサポート、SQL DatabaseのPremiumプラン
  • Traffic Manager
    • 現行の管理ポータルでTraffic Managerが管理できるようになりました
  • Mobile Services
    • Mobile Servicesでオートスケールや、アラートなどがサポート
  • オートスケール
    • Service Bus Queueをサポート
  • 仮想マシン(Virtual Machines)
    • 管理ポータルの拡張

     

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    Windows AzureのUpdateいろいろ

    5月23日にバルマーが日本にきて「日本にもDC作るよ!」宣言したわけですが、みなさん如何お過ごしでしょうか。

    というわけでTechEd North America 2013が始まりました。

    データセンターの話するときに日本にも●が付くのはうれしいですね!

    さてTechEdに合わせてWindows Azureやその他MS製品関連たくさん情報が公開されました。主にWindows Azure絡みを紹介したいと思います。

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    テンプレート化したくない仮想マシンのOSイメージについて

    結構前にFreeBSD on Azure とかいうPostしましたが、今になってPinBackきてたのでちょっと補足を。

    当時はよくわからなかってなかったのですが、最終的にVHDファイルをUploadする際、OSイメージとしてUploadしてそれを基にすると上手く動作しません。(するにはするけどステータスがおかしい)

    原因はAzure上でいうところの「イメージ」は基となるテンプレートなイメージで、それから仮想マシンを作成すると初期化処理が必要になるからです。つまるところWindowsでいえばSysprepされた前提であるVHDで、LinuxであればAzure用のそれ用のツールで一般化しておく必要があります。

    で、以前のPostでは「イメージ」としてUploadしてたからうまく動作しなかったというわけ。

    回避方法としてはDiskとしてアップロードして、管理ポータル上の仮想マシンの「ディスク」タブで作成を選んで、VHDからディスクを作成すればいいです。

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    こうすればアップロードしたままの状態で起動させることができます。(初期化処理などが走りません)

    ただ、そのまま動作するので、このVHDを雛形として横展開とかそういうのがつらい感じです。(全部同じマシン名などになっちゃいます)

    こればっかりはFreeBSD用の初期化処理用ツールみたいなのが提供されないとしんどいですね。

    ちなみにこの手法はP2VだったりXPを動かしたりといったことに応用できます。

    詳細はこちらが詳しいですのでご一読あれ。