Windows Server 2016 の Nested Hyper-V

Windows Server 2016 が GA したということで早速アップデートしてみました。
で、それは問題なかったのですがHyper-V上の仮想マシンが起動しなくなってしまい。よくよくエラーを見ると、仮想マシンの構成エラーということでNested Hyper-Vの設定がおかしいよと。

というわけで

Set-VMProcessor -VMName VM名  -ExposeVirtualizationExtensions $false

という感じで一度Nested Hyper-Vを無効にして起動することを確認、再度有効化するかーと思いきや。

> Set-VMProcessor -VMName VM名  -ExposeVirtualizationExtensions $true
Set-VMProcessor : Failed to modify device 'Processor'.
Cannot modify processor setting.
'VM名' failed to modify device 'Processor'. (Virtual machine ID 5270C44F-BF78-4D3E-977E-8268739CA529)
Cannot modify processor setting 'ExposeVirtualizationExtensions' without first upgrading the virtual machine version. (
Current version: 5.0. Needs version: 8.0).
At line:1 char:1
+ Set-VMProcessor -VMName VM名 -ExposeVirtualizationExtensions $ ...
+ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    + CategoryInfo          : InvalidOperation: (:) [Set-VMProcessor], VirtualizationException
    + FullyQualifiedErrorId : NotSupported,Microsoft.HyperV.PowerShell.Commands.SetVMProcessor

仮想マシンのバージョンあげろとか言われました。。というわけでUpdate-VMVersionでアップデート。

> Update-VMVersion VM名

Confirm
Are you sure you want to perform this action?
Performing a configuration version update of "VM名" will prevent it from being migrated to or imported on
previous versions of Windows. This operation is not reversible.

[Y] Yes  [A] Yes to All  [N] No  [L] No to All  [S] Suspend  [?] Help (default is "Y"): A

最新(8.0)になったことも確認できました。

PS C:\Users\Administrator> get-vm VM名 | Format-Table Name,Version

Name        Version
----        -------
VM名       8.0

再度Set-VMProcesserで有効化するとやっとうまくいきました。無事起動することも確認。( ´ー`)フゥー...

Azure Hyper-V Recovery ManagerがGAした件

先日のAzureでUpdateもろもろあったよPostですっかりHyper-V Recovery Managerの部分を忘れてた気がするので補足です。

というより、さとうなおき先生と山市良のえぬなんとかわーるどさんが詳しく書かれているのでそちらを参照ください(

以下引用

Hyper-V Recovery Managerの主な利点

Hyper-V Recovery Managerは、他の災害復旧ソリューションと差別化する、次の主な利点を提供します:

  • 単純な設定と構成: HRMは、多数のHyper-Vホスト、仮想マシン、データセンターにわたる構成/管理作業を劇的に簡素化します。
  • 自動化された保護: HRMは、継続的なVMのレプリケーションを提供するためにWindows ServerとSystem Centerの機能を活用し、VMのライフサイクル全体にわたって保護を保証します。
  • リモート監視: HRMは、どこからでもアクセス可能なリモート監視とDR (災害復旧) 管理サービスを提供するために、Windows Azureのパワーとリーチを活用します。
  • 調整された復旧: 復旧計画は、異なるアプリケーション層のフェールオーバーとスクリプトや手動操作でのカスタマイズを順序付けることで、自動化されたDR調整を可能にします。
新しい改善

Hyper-V Recovery Managerサービスは、10月の初期プレビュー以降、いくつかの素晴らしい改善で拡張されています:

  • 改善されたフェールバックのサポート: 障害後にプライマリ ホスト クラスターが再構築されたシナリオでの、フェールバックのサポートが改善されました。
  • Kerberosベースの認証のサポート: クラウド構成で、Hyper-Vレプリカに対してKerberosベースの認証を選択できるようになりました。これは、お客様がサード パーティーのWAN最適化/圧縮を使いたく、プライマリ/セカンダリ サイト間のAD信頼関係が利用可能なシナリオで便利です。
  • VMM 2012 SP1からVMM 2012 R2へのアップグレードのサポート: HRMサービスが、VMM 2012 SP1からVMM 2012 R2へのアップグレードをサポートするようになりました。
  • 改善されたスケール: より良いスケールをサポートするために、UIとサービスが拡張されました。

Hyper-V Recovery Managerのさらなる情報については、Windows AzureのWebサイトにアクセスしてください。また、追加の製品ドキュメント (英語 / 日本語 (機械翻訳))を参照できます。追加情報のためにMSDNのHRMフォーラム (英語 / 日本語 (機械翻訳))にアクセスし、他のお客様と関わることができます。