ちょっとサボった間に細かいのがいろいろと。
CDNでカスタムオリジンサポート
今までのCDNだとcloudapp.net/cdn/だったり特定のクラウドサービスのURLだったりだけ有効でしたが、任意のURLをサポートするようになりました。
ちなみにCDNの管理は現状、クラシックポータルからのみ行えます。
実際にアクセス可能になるまで結構時間かかりましたがこんな感じでCDN経由でアクセスできます。
※URLがCDN(まぁ中のリンクが絶対URLになってたのでこのサンプルはトップしか見れませんが)
カナダリージョンがアナウンス
2016年にAzure(およびOffice 365、Dynamics CRM)のカナダリージョンが増設されることがアナウンスされました。トロントとケベックにできるようです。現状19リージョンあるので、増設予定のインドとカナダを追加すると23リージョンになりそうですね。
Azure Site Recoveryで世代2(Gen2)仮想マシンのサポートがGA
4末にアナウンスされたASRでのGen2仮想マシン保護のサポートですが、GAしました。
- General availability: Recover Generation 2 virtual machines to Azure
- Disaster Recovery to Azure enhanced, and we’re listening!
※Azure上でGen2がサポートされたわけじゃないです。なので保護先であるAzure上で動作する場合もろもろの機能がサポートされません。(セキュアブートとかUEFIとかとか)
4末のアナウンスではWindowsなGuest OSのみサポートのようです。(Linuxはもう少し後かな)
ASRは細かいUpdateもあるので、Igniteあたりの情報もいろいろ参考にしてください。
- Azure Site Recovery at Ignite 2015
- Azure Site Recovery が NetApp Private Storage for Microsoft Azure をサポート
Azure PortalでCloud Servicesのサポート
新しい方のポータルでCloud Servicesが管理できるようになりました。
一部機能はまだクラシックポータルでないと管理できなかったと思いますが、それなりに使えるようになってきました。
Logic Apps デザイナの機能拡張
デザイナ内でutcnow()使えたりtoUpper()/toLower()使えるようになりました。あとAzure AD OAuth用にSecret使うだけじゃなくて証明書も使えるようになったとかいろいろ。
Logic appのテンプレート
Logic Appsに使えるLogic appなテンプレートがAzure Marketplaceに増えました。TwitterのポストからSalesforceに追加したり、FTP経由でフォルダをAzure StorageにバックアップしたりYammerに投稿したりとかいろいろ。
Azure Media Services
Hyperlapseがサポート(Public Preview)
Microsoft Hyperlapseはタイムプラスアプリケーションでたとえば10フレ飛ばしでつなぎ合わせるだけじゃなくて、アルゴリズムに基づいて画像の揺れを低減したタイムプラス動画を生成できるアプリなんですが、Azure Media Servicesもサポートするようになりました。
現状、最大1万フレーム分しか生成できないようですがお試しにはいいんじゃないでしょうか。
Live Encoding for Azure Media Services (Public preview)
Live Encodingできる機能がPublic Previewです。Liveな動画配信でちゃんとエンコードされたものが配信できるのはうれしいですね。関連してAzure Media Services ExplorerもLive Encodingをサポートするようになりました。
そのほかのUpdateはこんな感じです。
- Media Services supports defining filters for your assets
- Update: Azure Media Indexer v1.2.1 Release Notes
- Customized Renditions and Asset trimming with Dynamic Manifest
Azure App Service Web Appsのカスタムドメイン機能
Web Appsでいくつかのトップレベルドメイン(.com, .net, .co.uk, .org, .nl, .in, .biz, .org.uk, .co.in)についてはAzure ポータル上からドメインを購入できるようになりました。
- General availability: Azure App Service Web Apps custom-domain capability
- Buy and Configure a custom domain name in Azure App Service
便利…かな?(Azure DNSが管理できるようになって統合的にちゃんと管理できるようになると便利かもしれない)
Azure App ServiceにZend Z-Rayを統合
App ServiceにZend Z-Rayが統合されたので有効化するだけで簡単に使えるようになりました。
Z-RayはPHPなWebアプリケーションなどで利用できるPHP開発者向けのツールです。有効化するとSCM(Kudu)配下のURLでダッシュボードを見たりすることができます。
Azure ADのレポート用REST APIとGraph Reports(Preview)
Azure ADのGraph APIやREST APIを使ってアクティビティやイベントのレポートデータを取得できるようになりました。カスタムレポート作ったりできそうですね。
Azureポータルのインタラクション拡張
細かい話ですが。エッセンシャルパネル(ブレード上部の情報表示パネル)で文字列コピーしやすくなったり、キーボードショートカット増えたりブレード最小化・最大化できるようになったり他いろいろです。アニメーションオフったりもできます。キーボードショートカットも増えてきたので今後が楽しみデスネ。
StorSimple Update 1
- Announcing StorSimple Update 1 – Availability in Azure Government, Support for Other Clouds, ZRS, and Migration from 5000/7000 series
- General availability: Azure StorSimple 8000 Series Update 1
政府向けAzureに対応したりなど、StorSimpleのUpdateが提供されています。細かい修正はいろいろあるのですが、Azure Storageの古いAPI Versionが使えなる件に絡んでUpdate 1を適用しない場合、2015年12月9日以降はAzure Storage連携が正しく機能しなくなります。注意しましょう。
Azure AutomationのGUIなエディタの話
前回のUpdateにも書いた気がしますが、日本語訳が出たのでこちらを参照ください。
Azure Data Factory
UI(ポータル)周りですが。
SQL Database Query Store (Preview)
SQL Database v12でQuery Storeが利用できるようになりました。実行された時の実行状態からクエリを解析したりできるように情報を収集・保持できるようです。詳しくはムッシュのBlogを参考にどうぞ。
ClearDBにTitanなプランが追加
10コネクション、250MBストレージで月3.5ドルという感じです。Freeで足りない人向け低価格プランですかね。
Azure Infrastructure Services 実装ガイドライン
Azureのインフラを使ってサービスを実装する際のガイドラインです。名前付けやサブスクリプション、各コンポーネントの設計などなど。
ちょっと内容微妙かも。ということで打ち消し。
Azure上でのJelastic
HybridクラウドやVirtualクラウドを管理するためのJelasticがAzure Virutal Machinesで動作するようになりました。
App Service Web AppsでTLS中間証明書をサポート
TLSの中間証明書込(チェーン証明書)PFXをアップロードできるようになったっぽいです。
Tinfoil SecurityのApp Serviceサポート
Webサイトの脆弱性スキャン等ができるTinfoil SecurityがAzure App Serviceに対応しました。Azureポータルの設定から簡単に有効化できます。
すごくざっくりですがだいたいこんな感じです。