dotnetConfの時期ですね。.NETがメインのバーチャルイベントです。
昨年は.NET Coreになったりなんかいろいろあった気がします。日本でも本家イベントの後でイベントありましたね。チャックさんのサプライズ誕生日とかやってた気がします。
というわけで1日目キーノートの雰囲気でも。
最初はScott Hunterから。最初はというかキーノートはずっとScott Hunterです。
まずは//build/あたりのざっくりおさらい。クロスプラットフォームで動いたりとかXamarin周りなど記憶に新しいですね。
で、今日の.NETスタックとしてはざっくりこんな感じ。.NET FrameworkはBCLがあってWPF/WinForms/ASP.NETなどが、.NET CoreはCore LibraryがあってUWP/ASP.NET Coreが。Xamarinのほうは Mono Class LibraryがベースライブラリとしてあってそのうえでiOSやOS X、Androidのアプリが動きます。
図で見た通り、それぞれベースのライブラリが異なります。
で、将来の話。3つに分かれてたベースライブラリを1つにしてiOSアプリだろうがASP.NET Coreサーバーアプリだろうが共通のライブラリが使えるように.NET Standard Libraryを作りますということのようです。
MonoとかWindows用とか個別に作るのではなくて統合する感じですかね。
ツールの話でいえばVisual Studio、Visual Studio CodeのほかにXamarin Studioもあります。Visual Studio Codeはクロスプラットフォーム向けIDEだし、昨日のリリースでXamarin StudioでASP.NET Core RC2も触れるような拡張がリリースされてます。
.NET Standard ではApp Domainやフルのリフレクション、バイナリシリアライザなど多数のAPIを含めたい、それらをどのスタックでも使えるようにしたいようです。(指針として表明しとく感じですね)
言語間の話ですがC#で機能追加されたら(タプルのやつとかパターンマッチングとか)それらもVB.NETやF#でも呼び出せます的な。F#でASP.NET Coreなアプリ作るとか。
でツールの話。こちらもおさらい的な。今後も継続的にそれぞれ投資していくとして。アプリケーションをビルドするためのプラットフォームはVisual StudioだろうがXamarin StudioだろうがCLIだろうが、全部MSBuildで共通化すると決めたようです。
(このあたりでproject.jsonからcsprojになる理由とかダイジョウブだよ的な話がある)
何にせよMSBuildに任せて!ということのようです。
次は.NET Framework向け(Visual Studio)の話。
WPFではモニター単位のDPI周りやXAMLエディタの改善、ClickOnceのTLS 1.1/1.2サポートなど昨今の状況への対応とかツール(Visual Studio)の機能拡張のほかにストアに出して展開したりできるようなパッケージングの機能など拡充してますという話。
で、.NET Core。別に.NET Coreを肥大化させたりするわけじゃないよ(最適化はしていくんだよ)というのを強調しながら昨今のコンテナ周りの技術が重要ということで、Dockerizedされたアプリケーションが動くようにしてるよとか、基本的にCLIベースだよとか。もちろんVisual Studioでもサポート。
ASP.NET Coreのベンチマークはnode.js、PHP、Python、Goよりも早く実行できる(らしいがソースどこだろ)
Xamarin部分はPC上でのiOSシミュレーターやEvolveでも発表があったiOS USB Remotingとかですかね。
Xamarin Formsも取り組んでるみたいですね。
最後にアナウンス。6月27日に.NET Core 1.0がRTMになります。27日AMにあるRedHat Conferenceで実際にはアナウンスされるっぽいです。
.NET Core / ASP.NET Core / Entity Framework Core とそれら用の新しいツール類がでるようです。(ツールはまだPreview 2という感じですかね)
project.jsonやめてcsprojとかになるのでそのあたりの移行話とかも少し。一緒にリリースされるツールで自動的に移行されるようですが。
あとApp DomainなどStandard LibraryのAPIの話もそうですがASP.NET CoreにSignalRやWeb Pagesも戻ってくる様子。すぐにじゃなさそうですけど。SignalRが最初に戻ってくるポイ。
残りは3日間のセッション概要説明的な話しておしまい。30分だけなのでだいぶあっさりでした。
続いてBreakout Sessionとなるわけですが、ラインナップ的には濃い話ばかりな感じですね。興味がある人はCh.9見ましょう。
そんな感じでdotnetConfはまだまだ続きます。(Blogはここで途切れてる
※いつまで残すか不明だけどKeynoteのスクリプト