Microsoft Build 2026 の季節ですね。
- https://build.microsoft.com/
- Microsoft Build 2026 (News)

- Microsoft Build 2026: Be yourself at work – The Official Microsoft Blog
今年はLive Blogもあるようです。
という感じでUpdateなどは別でまとめるとして、Keynoteの様子をいつもな感じでメモしておこうと思います。
最初は恒例のImagine Cup決勝戦ですね。デジタルコピーされたコンテンツやAI改変されたコンテンツを特定できるツールを持ってきたCopyFlagチームが優勝です。
Imagine Cup – 学生の開発者ツール、リソース、エクスペリエンス | Imagine Cup
というわけでKeynote本編です。ムービー内で一瞬ながれるBSODにどよめきがあがってましたが(
スピーカーはSatya氏です。特定技術とかプラットフォームの話ではなくてどうやって最先端知能のエコシステムをどうやって作るか?という点が今回のポイントですかね。最先端領域の開発者の自信に何が必要なのか。
最初はインフラのエッジ側。今日はWindowsの話からですね。計測されない知能、手元のPCにはNPU、CPU、GPU全部ある。クラウドと違って無制限に使える知性がそこにできる。![]()
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拡張したWindows AI APIをたくさんのPCに。CPUやdGPUでも。
Expanding on‑device AI in Microsoft Edge: New models and APIs for the web – Microsoft Edge Blog
さらに新しいモデル(SLM)2つが提供されます。Aion-1.0-Instructはより小型で高速、高効率なモデルでCPU推論でも十分動く。位置づけ的にはPhi-4-miniの後継?
Aion-1.0-Planはローカルエージェント向けの推論、ツール呼び出し向けのモデル(今後数か月で提供予定)。GPUなどに関わらずすべてのWindowsで動作可能。
Build 2026: Furthering Windows as the trusted platform for development – Windows Developer Blog![]()
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先日のNVIDIAの発表でもあったSurface Laptop Ultra。3rd Partyからもたくさんでますね。
さらに今日はSurface RTX Spark Dev Boxがアナウンス。RTX Sparkシリコン搭載、最大1PFlopsでCPU/GPU共有の128GBメモリ。
Surface RTX Spark Dev Box: The new dev box from Microsoft | Microsoft Surface![]()
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開発者向けに最適化されたWindows。コマンド1つでVisual Studio CodeやGitHub Copilot、WSL、PowerShell 7などを構成できたり。Intelligent Terminalとか。
Announcing Intelligent Terminal 0.1 – Windows Command Line![]()
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LinuxライクなコマンドのWindowsネイティブ版なCoreutils for WindowsがGA。
microsoft/coreutils: Coreutils for Windows: Installer & Packaging
他にもWSLをコンテナーで動かすWSL Containersが発表されました。(近日中にPreviewかな)
[速報]Windows上でLinuxコンテナの作成や実行ができる「WSL containers」発表 - Publickey
ALTキー押しながらだとウィンドウどこでもつかんで移動できるとか(PowerToysの機能)。Intelligent Terminalのデモですね。(タスクバーの位置変えるのはまぁ置いといて)![]()
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デモはRTX Spark上で動作してました。GPUメモリが96GB使ってモリモリしてました。![]()
次はクラウド側のインフラ。パフォーマンスとは如何に消費電力とコストを抑えてトークンを吐けるか。どうやって電気代を上げないか、水の使用を減らせるか、地域の雇用を守ってるか。データセンターも大変ですね。グリッドからシリコンへ。水の消費は(最初の充填を除いて)ゼロへ。![]()
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Maia 200もパワーアップ。Microsoft 365 Copilotなどの裏側で活躍中。CPUも大事ということで Cobalt 200なVMも今日からPreview?という感じでNVIDIAのJensen氏と対談。![]()
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突然発表されるProject Solara。
Composing a new platform for agent-first devices – Command Line
新しいMicrosoft製のAI(エージェント)ファーストなデバイス。AIはアプリケーションの枠組みで動作するだけじゃなくグローバルに動作して複数のアプリやサービスにまたがって連携、全体のワークフローでコンテキストを維持、そういった新しいタイプの構造やエージェントを扱うときのインタラクション向けに設計されたデバイス。
1つは固定式。もう1つはバッジ式。
バッジ式は指紋認証もついてるし上部にカメラもついてる。AIがカメラの映像みて対応できたり。エージェントとのやり取りを行える手元デバイス的な感じ。![]()
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次はモデル周り。Foundry上では11000を超えるモデルが登録されてる。昨今のエージェントはメモリーも必要だしという感じでデータ周りの話。HorizonDBがPreview。
Azure HorizonDB: Enterprise-Ready Postgres, Engineered for the AI Era | Microsoft Community Hub
それからGPU AcceleratedなFabric DWなど。
Microsoft Build 2026: Building agentic apps with Microsoft Fabric and Microsoft Databases | Microsoft Azure Blog![]()
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IQ層はWeb IQが増えました。Bingの検索基盤をベースにエージェントやアシスタント向けに用意した層かな。LLMのコンテキストに直接組み込めるようにしてるとかなんとか。(要申請)
Announcing Microsoft Web IQ | Bing Search Blog
Microsoft Web IQ![]()
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という感じでなんたらIQがあったわけですが、Microsoft IQに統合。Work IQもGA。
Announcing the new Work IQ APIs | Microsoft 365 Blog
Foundry IQ: Build smarter agents faster with unified knowledge and serverless retrieval | Microsoft Foundry Blog
デモではWeb IQ使ってAIに検索させたりとか。
次はエージェントのランタイムについて。Microsoft Execution Containers(MXC)をアナウンス。ポリシー駆動な実行レイヤーでエージェントがアクセスできるファイルやネットワークなどを宣言、実行時に境界を強制させる感じ。早期Previewかな。動作させるところはMicro-VMからCloudまで。
そんなMXCを使ってOpenClawをWindows上で隔離させてネイティブ動作させることができます。
そんなOpenClawのデモ。動作してるWindowsノードの機能についてアクセス許可などを細かく制御できます。
エージェントランタイムのクラウド側の話。FoundryのHosted Agentとか。Fireworks AIもFoundryにきましたね。
What’s new in Microsoft Foundry | Build Edition | Microsoft Foundry Blog
次は開発者ツール関連。GitHub Copilot appがでました。
GitHub Copilot app: The agent-native desktop experience – The GitHub Blog
Rayfinはバックエンド側のあれこれを提供するSDK/CLIでBaaSみたいなのかな。直接Foundryにデプロイしたりも可。
Introducing Rayfin: A new AI-first way to build, d… – Microsoft Fabric Community![]()
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デモはGitHub Copilot appですね。
次はSecurityとObservability。Agent 365 SDKがGA。ローカル上のエージェントもAgent 365で管理下におけそう。Microsoft DefenderやMicrosoft Purviewとも対応するみたい。
Securing Local Agents, Claws, Runtimes | Microsoft Security![]()
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次はAIと一緒にセキュリティな話。新しいエージェントを組み合わせたセキュリティシステムなMDASHについて。
Start Secure, Stay Secure: How Microsoft is Closing the Gap from Code to Runtime | Microsoft Community Hub
エージェントがCVEを洗い出したり、単一ファイルでは問題なさそうな(開発者が大丈夫とかいってるコメント付きのコードを)騙されずに発見したり。
The Chainsmokersと対談したり。縁があって最近はTech系のベンチャーキャピタリストしてるぽい。![]()
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で、Copilot。CopilotというかMicrosoft Scoutがアナウンス。自律型エージェントでパーソナルエージェント。OpenClaw+WorkIQベースで普段使ってるTeamsなどのツールを活用して会議の準備やらルーチン作業やらを処理できそう。
自分用のヒルクライムマシンを作る。
Frontier Turningなどに対応したMicrosoft謹製モデル(Microsoft AI、MAI)の話。現在7つのモデルを提供中。画像、文字起こし、推論、音声、コードなどなど。MAI-Code-1-Flashは今日発表かな。サイズ的にはHaikuに近いけどコストは安いとか。
Building a hill-climbing machine: Launching seven new MAI models | Microsoft AI
MAIが特徴的なのはベンチマークを特定の対象にしてなくて蒸留とかもしてないところかな。
クリーンで商業的にも信頼できる形で本番投入できる。音声や画像などデジタル透かしもある。Maia 200上で動作し、GB200と対比してワットあたりのパフォーマンスが良いとかなんとか。
Microsoft Fontier Turningの基盤で自分のデータでRLEで強化学習もできる。![]()
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デモではFrontier Turningしたモデルを使ったりMAIを使ったり。![]()
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科学者向けにMicrosoft DiscoveryがGAしました。
最後はMicrosoft Quantum。Majorana2が発表。Qbitの寿命を最大1分(平均20秒)まで延ばしたと可(Majorana1の1000倍)とか。問題は量子マシンを作れるかどうかではなくてこの分野のフロンティアエコシステムをどう築くかというところが大事。人々が語れる物語は2つ。1つは技術が権力を集中させて人間の主体性を減らす。1つは次の波を使ってすべてのコミュニティの開発者や科学者、企業に機会を開くこと。でMicrosoftは2つ目を現実にしたい、それがフロンティアエコシステムの北極星だと。みんなで一緒に作ろうぜってことで〆。
Microsoft Quantum | Majorana 2 – Microsoft’s Scalable Quantum Processor With Reliable, Long-Lasting Qubits
最後はかっこいいMajorana2の動画を見てキーノートは終了です。
まとめ
久しぶりにWindowsが主役張った感じのキーノートでした。
開発者に対していろいろなメッセージがあったと思います。印象的なのは開発者向けの話ではあるのですがAI前提でゴリッゴリな感じ向けの印象が少ないのは時代だなと。
MAIがらみで自分たちで全部作りきる部分も捨ててないのを見るに頑張ってほしいところです。
時流のエコシステムも拾いながらちゃんと足元もしっかりと。Majorana2も楽しみですね?
個人的にはAzureって単語を聞いたのがこれほど少ないキーノートも昨今珍しいな~。めちゃくちゃ凄いみたいなのが無くても土台としてしっかりしてくれたらいいなと思いました。(ざっと見た限り10回~ぐらい)