またまたUpdateです。今日は”やったねHDInsight Preview記念日”。
- Windows Azure: New Hadoop service + HTML5/JS (CORS), PhoneGap, Mercurial and Dropbox support
- Windows Azure: 新しいHadoopサービス、HTML5/JS (CORS)、PhoneGap、Mercurial、Dropboxのサポート (S/N Ratio (by SATO Naoki))
今日も盛りだくさんなので、ちょっとづつ紹介。基本は上記のリンクを見てください。
Mobile Services
Windows Azure モバイルサービスの対応クライアントとしてHTML5/JSクライアント(含むPhoneGapアプリ)、Windows Phone 7.5クライアントがサポートされました。ちょっと前にAndroidも対応したのでだいたいのケースには対応できますね。(前はWIndows 8/Windows Phone 8、iOSのみ)
HTML5/JSクライアント
HTML5なWebクライアントアプリとApache Cordova/PhoneGapアプリで認証連携やデータ操作などモバイルサービスを利用することができます。
例によってクイックスタートから簡単に始められます。
ちなみにコードを見るとわかりますが、モバイルサービス用のJavaScriptを読み込む感じになります。
<script src="//xxx.azure-mobile.net/client/MobileServices.Web-1.0.0.min.js"></script>
既存アプリへの組み込みも楽そうですね。
ちなみにこのライブラリ、IE8以降のブラウザー、Chrome/Firefox/Safariの現行バージョン、およびPhoneGap 2.3.0以降がサポートされるようです。あと他のMobile ServicesなSDKと同様、データクエリとか認証(MSアカウント、Google、Facebook、Twiiter)もOKです。
また、CORS(Cross Origin Resource Sharing)もサポートされます。管理ポータルの構成タブにホワイトリストの設定があるので、そこでクロスポストするサイトを登録できます。
チュートリアルに従って学ぶと簡単にToDo管理なWebアプリを試したりできるみたいなので是非。
- Get started with Mobile Services
- Get started with data in Mobile Services
- Get started with authentication in Mobile Services
Windows Phone 7.5サポートとかPCLとか
なるものがNuGetで公開。こっちのアルファ版のモバイルサービスクライアントライブラリを使うとWindows 8/Windows Phone 7.5/8、ASP.NETや.NET Frameworkなアプリから同じコードつかえるようです。まぁPCLなんでしょう。
ついでにJSON.NETとHttpClientを使うようになったとか。
今はアルファ版でプレリリースなので、興味のある方はどうぞ。次期モバイルサービスSDKのアップデートには含まれそうですね。
という感じでフィードバックある方はどしどしMicrosoftのUserVoiceへ!
Web Sites
Windows Azure Webサイトのデプロイ/ソース管理周りが拡張されました。
Mercurialのサポート
以前はTFS/CodePlex/Git/GitHubだけでしたが、BitbucketのGitとMercurial(Hg)が追加されました。
他のソース管理と同様にBitbucketにサインインして連携を承認、接続するリポジトリを選ぶだけです。あとは今までとあまり変わりません。
Dropboxのサポート
デプロイ元としてDropboxが選べるようになりました。
他のソース管理と同様にDropboxにサインインして連携を承認すると、どのフォルダに作るかを聞かれます。
フォルダー名はDropboxフォルダ以下の「アプリ\Azure」フォルダにできるようです。
こんな感じですね。※ポータル上の表記は訳していないのかなんなのか…
さっそくこのフォルダにデプロイしてみましょう。といってもファイルを保存するか、ASP.NET等の(Visual Studioなどで作った)プロジェクトファイルごとおくか、Webアプリケーションを発行して保存するかといった感じです。クライアントPC上にDropboxの同期ツールがインストールされているのであれば、ローカルのフォルダに保存するだけです。
その後、管理ポータル上で「同期」(ページ上または下部のメニュー上)リンクをクリックすればDropboxとの同期が行われます。
※ソースの場合はAzure上でビルドが走るはずです。
簡単ですね!
あと、ソース管理の元はDropboxですがAzure上に同期した際にデプロイ履歴が保持されるので、いつでも再デプロイメニューから過去の状態に戻すことができます!
英語な動画もあるので参考まで。
ソース管理の切断サポート
以前は一度ソース管理と紐づけると、Webサイトを削除するぐらいしか手がありませんでしたがちゃんと切断がサポートされました。
他細かいところ。
- ソース管理の種類に応じてデプロイ履歴が正確になったようです
- TFSが使う証明書の書き換えもできるようになりました
- 発行プロファイルの資格情報のリセットができるようなったようです
HDInsight Service
今日のメインはこれな感じです。ついにWindows Azure HDInsight ServiceがPublic Previewになりました。
平たく言うとWindows Azure上で稼働するHadoopクラスタが扱えます!やっときましたね。今はPreviewで結構利用可能になるまで時間かかるみたいなので、今すぐ申し込みましょう!
細かい内容はドキュメントを参照ください。