LinuxでRDMA使えるようになったりAzure BatchやASRの一部機能がGAなどいろいろ。
ブラジル南部でAzure Site RecoveryがGA
GAしました。
Azure Site Recovery の物理マシンおよびVMwareからの移行がGA
- General availability: Azure Site Recovery adds disaster recovery and migration of VMware and physical machines
- Announcing the GA of Disaster Recovery for VMware Virtual Machines and Physical Machines to Azure using ASR
細かいサポート具合ですが
- ソースの再シード不要でフェイルオーバーのテストや災害復旧訓練などのスマートレプリケーションがサポート
- ソースのボリュームのサイズ変更がサポート
- プロセスサーバーのフェイルオーバーとロードバランシング
- 複数NICなLinuxのAzureへのレプリケーションをサポート
などです。AWS上のWindowsインスタンスを保護することもできるようなので、AWS・Hyper-V・VMware・物理マシンの保護が可能になりました。詳細は上記公式Blogを参照ください。
Azure BatchがGA
Azure BatchがGAしました。GAにともない新しいAPIが増えたりクライアントサンプルやSDKなどちまちまUpdateされるようです。またAzureポータル(プレビュー)上でプールやジョブの監視などが可能になるように、定期的にUpdateされるようです。(現時点ではまだ触れない)
LinuxマシンのRDMAサポート
- Availability of Linux RDMA on Microsoft Azure
- Azure support for Linux RDMA
- About the A8, A9, A10, and A11 Compute Intensive Instances
- HPC Pack support for Linux
RDMA(Remote Direct Memory Access)が使えるマシンとしてLinux(現時点ではSUSE Linux Enterprise Server 12のみ)もサポートされるようになりました。(現時点でA8/A9でご利用いただけます。より詳しい情報はドキュメントを参照)
また併せてHPCパックも更新されています。(HPC Pack 2012 R2 Update2でLinuxがサポート)
一部Virtual Machineの料金値上げ
基本のXSサイズのSUSE Linux Enterprise Serverなイメージの料金が2015年9月1日以降、若干値上げされるようです。料金とコア数の整合性を高めるためらしいです。利用されている方は注意ください。
その他のUpdate
- Support for Custom Blob Output Path
- Azure Stream AnalyticsでBlobへ出力時のパスをいじれるようになりました。日付や時刻({date}と{time})を使ってパスを分けることができます。
- Scheduling Azure WebJobs with cron expressions
- Web JobsのスケジュールをAzure Schedulerに頼らずInternal WebJob Schedulerというのを使って実現できます。設定はCronぽく記述。(当然ながらAlways Onを有効かしないとダメというのと現状ポータルなどからは設定できません)
- Building Linux-Based Solutions on Azure Jump Start
- MVA上のイベントですが現地時刻の7月14日にOSS中心(LinuxやDockerなど)の話をMS本社のPM達が自らしゃべってくれるようです。興味のある方は是非ご参加ください。