細かいのいろいろ。
Azure Active Directory
PremiumだけですけどダッシュボードがPreviewです。今までいちいちレポート開かないと見れなかった怪しいログオンなど過去30日間の総数みたりいろいろできそうです。今後に期待。(あと上記Blog見てください)
Azure Active Directory B2C (Preview)
今日の目玉的な。
Azure Active DirectoryにB2C用が追加されました。まだPrviewですが。
何をするものかというと、コンシューマー向けにWebアプリやネイティブアプリでIDを管理するための機能です。従来のAzure ADはいわゆる組織アカウントを管理するためのものだったのでMSアカウントやFacebookなど外部のIdPを使って認証してアクセスすることはできませんでした。Azure AD B2Cを使うとIdPとしてAzure AD以外にFacebookやGoogle、LinkedIn、Amazonが利用できるようになります(現時点でMSアカウント含むこれら以外のIdPは構成できません)
これで独自のID管理がしやすくなりますね。管理するユーザー属性やアプリケーションの設定(リダイレクトURIやAppKeyなど)を行って普段使っているアカウントで認証させてOAuth2.0やOpen ID Connectで連携することができます。
作り方はClassicポータルでチェックつけて作るだけ。管理はPreviewポータルになります。(ややこしい)
作った後はConfigureタブの「Manage B2C settings」リンクでPreviewポータルに飛べます。注意点としてはここから飛ばないと触れないというところ(Previewポータルからまだ辿れない)と、Classicポータルを英語にしとかないとこのリンクが表示されないことですかね。
Previewポータルで表示されたらピン留めしておいていつでもアクセスできるようにするといいでしょう。
詳細はおいおい見ていきたいと思います。
Azure Media Services
- Azure Media Services announces new services and partnerships at IBC 2015
- Sub-Clipping and Live Archive Extraction with Media Encoder Standard
- Azure Media Services adds Google Widevine packaging for delivering multi-DRM stream
- Announcing support for Apple ProRes videos in Azure Media Services
Live EncodingがGA、エンコーダー規格としてサブクリッピングとライブのアーカイブが作れるようです。あとはマルチDRMストリームとしてGoogle Widevineパッケージ(Axinom、EZDRM、castLabsのライセンスが使えます)も追加。Apple ProResビデオもサポートということでQuickTime(.MOV)やProRes 422などのコーデックに対応です。
Media Indexerにカスタム言語モデル機能が追加(平たく言うと内部辞書追加できる)。より精度の高いテキスト追加ができそう。(日本語は…)
あとはコンプライアンス周りのUpdateだとか事例の話ですかね。
そういえばMS EdgeでWebM/VP9のサポートがアナウンスされるなど面白くなりそうですね。
あと畠山さんのBlogもどうぞ
Azure Backup
- Azure Backup – Announcing general availability of backup for Azure IaaS VMs
- Deploy and manage backup for Azure VMs using PowerShell
Azure Virtual Machine上でAzure Backupが利用できる機能がGA他、すべてのパブリックなリージョンで利用可能、PowerShellを使った保護やポリシー作成、バックアップができるようになりました。
Azure Automation
今までRunbookはPowerShell Workflowで作ってきたのですがネイティブのPowerShellスクリプトがサポートされるようになりました。.ps1を実行するようなイメージです。
あわせてこちらのAzure AutomationでCIする話やハイブリッドなRunbookに関するFAQもどうぞ。
Azure Machine Learning
- Azure Machine Learning supports Azure Active Directory
- Logging On To Azure ML With Your Work Or School Account
ワークスペースにAzure ADアカウント(組織アカウント)で利用できるようになりました。もちろん招待もできます。企業・学校内で使いやすくなった感じですね(MSアカウントを用意しなくてもいいので)
あとWestern EuropeとSoutheast Asiaでも利用可能になりました。
Azure App Service
Web AppsとMobile Appsでお手軽にパフォーマンステストできる機能がPublic Previewになりました。裏ではVisual Studio Onlineを使う感じですね。Previewポータルからさくっと設定、結果を参照することができます。上記Blogを一読ください。
Logic Apps
- Improvements in Logic app triggers
- リトライポリシーがサポートされたのと、マニュアルトリガータイプが追加されました。
- Additions to GitHub repository for Logic app connectors
- Logic Appのコネクターの一部がGitHubのリポジトリとして追加されました。
- つまるところAPI Appsなんですけど。
- いろいろ参考になるかと思います。
- Notifications HubsにPushしたりEvent Hubに投げたり受けたり。Azure Storage Queue使ったトリガーとか。
Mobile Apps
Azure Mobile Appsでやっとnode.jsがちゃんとサポートされました。こちらのSDKもどうぞ。
DocumentDB
- What’s new with DocumentDB?
- 最近のUpdateのまとめみたいなの
- Easily Transform JSON Data When Importing to Azure DocumentDB
- Data Migration Tool使ってJson形式のデータを簡単にインポートしましょう話
SQL Database
- Improve the performance of your Azure SQL Databases using Index Advisor
- 以前にも少し紹介しましたがIndex Advisorが拡張されました。
- Previewポータルからサインアップすることで推奨Indexを教えてくれたりインデックスの作成やスクリプト生成、レビューすることができます。
- 作ったばかりのDBやあまり使っていないDB等は当然といえば当然ですが推奨Indexが出ない場合があります(すでに適切なIndexがある場合など)
- Elastic database client library now open sourced
- Elastic database client library(シャーディングするためのクライアントのライブラリ)がオープンソースになりました。
- Azure/elastic-db-tools (GitHub)
Preview Portal
Web AppsなどでToolsや設定メニューが便利になりました。あとカテゴライズされてわかりやすく。CI周りもわかりやすく(?)
App Serviceプランにどれだけアプリ(Web Apps)が載っているかもわかりやすく。
あとはApp Service Environment周りが拡張されてます。
その他
- Azure Data Catalogを使ってみた / ケンタテクブロ
- あおきさんがAzure Data Catalogのレビューかいてくれました。そういやちゃんと纏めれてない。。
- Why Windows Server Containers and Why You Need to Look at Containers? Hands on…
- Windows Server Containersの話
- Microsoft for Work Japan
- FEST 2015などのPPTがまとまってます
- Azure Web Apps 上で動作するアプリケーションのタイムゾーンを設定できるようになっていた
- タイトル通り。まぁUTCで統一しておいたほうがいい気もしますけど。日本は夏時間などで変わることもないし。
- Azure Web App のカスタムデプロイを使って特定のディレクトリをGithubと同期する
- カスタムデプロイ話。これ弄る人はKuduのドキュメント見てるものだと思ってました(日本語で纏めとけという話ですけど)
- こちらもどうぞ Automating code deployment with GitHub and Azure
- August updates to Azure RemoteApp
- 細かいUpdate
- 【Microsoft Azure】SQLサーバー/SQL Databaseへ接続するSQLCMDとBCPをCentOSにインストールする
- Linux/Mac OS Xでもsqlcmdとbcpが使ってSQL Databaseに接続して操作できます(sqlcmdは前からあった気もする)
- Azure Stream Analytics @ The First Ever Cortana Analytics Workshop!
- Cortana AnalyticsのWorkshop第一弾としてStream Analytics周りのワークショップをUSでやったみたいですね。
- Transferring an Azure subscription
- 前も紹介した気がしますがAzureサブスクリプションの付け替え話です。アカウントポータルから比較的簡単に処理できます。注意点もあるのでFAQ読みましょう。
- 付け替え(サブスクリプションのキャンセルと新しいサブスクリプションの作成、サービスの付け替え)ですが基本的にサービスへの影響はありません。(サブスクリプションIDも変わらず)
- Co-Adminなどはリセットされるもよう。ただ管理証明書でのアクセスやストレージのアクセスキー、VMのRDPアカウントなどは有効(抜粋)
- 請求周りが変わるので注意(請求方法が異なるサブスクリプションへ移行なども可)
- 他の国のアカウントへの付け替えは現状サポートされてない様子
- Microsoft Azure Government Trial Program
- US政府用のAzureのトライアル話。あんまり関係ないですかね。
- Refreshing reference data with Azure Data Factory for Azure Stream Analytics Jobs
- Azure Stream Analytics用にAzure Data Factoryを使って参照データをいじくる話です
- Updates in Azure WebJobs SDK (1.1.0-alpha2)
- Azure WebJobs SDKのUpdate(アルファ版)です
- Singletonが簡単に扱えたり、Redisのトリガーが使えたり(アイテムが挿入されるたびにKickされるとか)。まだ正式版ではないですがSendGridバインダーが追加されたりとWebJobs面白いですね。