今週はApp Service on Linux がGAしたりバーストしたりしましたね。
App Service
- Linux対応の「Azure App Service」が正式リリース
- General availability: App Service on Linux and Web App for Containers
- というわけでGAですね (∩´∀`)∩
- 概要などはこちらも参照 → Web App for ContainersとAzure App Service on Linuxの概要 (Overview on Web App for Containers and Azure App Service on Linux)
- August 2017 App Service update
- Functionsのポータル改善、App Serviceでファイルシステムのストレージ周りのUX改善、あとはIPアドレスでブロックする機能がポータルから簡単にできるようになったとかですね。
Virtual Machines
- Introducing B-Series, our new burstable VM size
- バースト可能な Azure B-Series と AWS t2 インスタンスを比較する
- Microsoft Azureにバースト的なワークロードのための新しいVMタイプが登
- というわけでバースタブルなBシリーズが追加です。普段は低負荷でたまにCPU負荷が高いワークロード向きです。PoCとか。
- 普段はベースラインまでしかCPUを利用できませんが、クレジットがあればクレジットを使用してコア辺りのCPUを100%利用できます。クレジットはベースライン未満の状態が続けば1時間あたり指定分回復するという感じ。( https://docs.microsoft.com/en-us/azure/virtual-machines/linux/sizes-general あたりを参照)
- クレジットが無い場合に利用できるvCPUの割合は低めですが、日時処理が何かあるとか、そういう用途には合うかもですね。普段はベースライン(例: Standard_B1sで10%)までしか使えないのと、若干ディスクのIOPSが低いのですがその分価格は抑えめです。(Preview期間価格ということもありますがStandard_B1sでLinuxの場合月455.33円とかです)
- ※クレジットに関する詳細がまだ出てないので、どれぐらい消費されるかとか消費・回復する単位とか謎が多いです。
- US – West 2
、US – East、Europe – West、Asia Pacific – Southeastの4リージョンで使えます。(Previewなので利用するにはポータル等からクォータの申請でBシリーズ(BS)のコア数を適宜要求しましょう)
Cosmos DB
- Try Azure #CosmosDB for free
- 24時間つかる無料のお試しCosmos DBがでました。(AzureサブスクリプションなくてもMSアカウントがあればOKです。)
- 最大3地域にレプリカも張れるみたいですね。
- https://azure.microsoft.com/en-us/try/cosmosdb/ こちらからCreateでどうぞ。
SQL Data Warehouse
Cognitive Services
- Microsoft Video Indexer expands functionality unlocking more video insights
- Video IndexerのUpdateです。(Media Analyticsとは違う)
- UI的なところだとキーワードの編集とかキャプションの自動表示とかこまごまと。
- API的には処理完了時のCallbackUrlを指定できるようになった(!)とか再実行、顔の識別名の編集や字幕のUpdateなどなどたくさん。
- 後は Logic Apps用のコネクターやMicrosoft Flow統合などがあります。
Azure Bot Service
- Azure Bot Service now supports Azure Web Apps
- Consumption Plan以外にApp Service Plan(Web Apps)も選択できるようになりました。
Azure IoT Hub
- Azure IoT Hub Device Provisioning Service preview automates device connection and configuration!
- Device Provisioning ServiceがPublic Previewです。
- デバイスの接続や構成の自動化周りなど。
Power BI
- Power BI Desktop September Feature Summary
- Power BI service and mobile August 2017 feature summary
- New Power BI Connector for Azure Enterprise users
- Azure ConsumptionとInsights Connectorが追加。AzureのEAユーザー向けのコネクターですね。
- 使用量や請求関連のデータやMarketplace周りのデータに接続できるようです。
Regions
Tools
Management
- Seamless cost reporting and analysis for Enterprise customers: now in preview
- ポータル上でAzureのEAなサブスクリプションの使用料や使用料の予測グラフ、CSVダウンロードなどができるようになりました。
- Azure networking available only in the Azure portal from September 30
- ネットワーク系の機能(VNETだとか)の管理が9月30日以降は現行ポータル(とAPIなど)だけになり、クラシックポータル上で管理できなくなります。
その他
- AIの音声/画像認識技術は人間レベルを超えた!? Microsoftによる最新AI技術。Japan Partner Conference 2017 Tokyo
- Cloud Platform Release Announcements for September 6, 2017
- MicrosoftとFacebookがAIモデルの相互運用性のためのオープン エコシステムを構築 (Microsoft and Facebook create open ecosystem for AI model interoperability)
- Supportチーム関連
- Application Gateway で利用できる WAF について
- Application Gateway を PowerShell で設定変更するコツ
- Azure Automation : Runbook Webhook を使って仮想マシンの垂直スケール(スケールアップ / ダウン)
- Azure Automation: Runbook のスケジュールが編集出来るようになりました
- [db tech showcase Tokyo 2017] AzureでOSS DB/データ処理基盤のPaaSサービスを使ってみよう (Azure Database for MySQL/PostgreSQL, Azure Cosmos DB)
- Mesosphere DC/OSがKubernetesをサポートすると発表。コンテナオーケストレーションの事実上の標準へ勢いを増すKubernetes
- How to Train & Serve Deep Learning Models at Scale, Using Cognitive Toolkit with Kubernetes on Azure
- AzureでKubernetesとCognitive Toolkit(旧CNTK)使って深層学習したりモデルを提供したりする話。
- ついにGAした「Azure Stack」、“オンプレ版Azure”は何に使える?
- Microsoft Teams のゲスト アクセスで共同作業に参加できるユーザーを拡大
- Compare VM Performance with Azure Compute Units (ACU)
- Azure SQL Databaseの新しいパフォーマンス レベルとストレージ アドオン (New performance levels and storage add-ons in Azure SQL Database)
- SQL Data Warehouse free trial
- 恒常的にではなさそうですが(申請は年内中)、200DWUまで使える無料のSQL Data Warehouseです。(日本リージョンは対象外)
- よくある24時間使えるとかではなく、対象ユーザーもAzureサブスクリプションがあるユーザーのみということなので通常のような感じの特別オファーという感じですね。