やっとこさ新しい情報が出てきましたね。
- Announcing Microsoft HoloLens Development Edition open for pre-order, shipping March 30
- Hololens pre-orders starting tomorrow, ships in 30 days
- HoloLens
- HoloLens Developer Edition
「Apply now」でDeveloper Edition(3000ドル)をオーダーすることができます。が。
We’ll review your application shortly. If approved, you’ll be invited to purchase the Development Edition. We’ll be sending invitations to purchase in waves as devices become available. Each wave will ship over a period of two to three months (timing may vary).
We are currently serving Wave 1. We’ll update this as we move to new waves, so check back for the latest. Wave 1 will begin shipping on March 30th, 2016.
Meanwhile, watch Alex Kipman and Kudo Tsunoda’s welcome to the team.
ということで作ろうと思っているソリューションが承認されたら購入できるようです。その場合は第一弾が3月30日に出荷されるみたいですけどね。
ちなみにKipmanはおなじみ(?)としてKudo Tsunoda氏もHoloLensチームなんですね。(クリエイティブディレクターとしてKinectを世に送り出した人らしい)
以下公開情報から。(変わるかもしれませんが)
※画像は公式のキャプチャ
パッケージ
HoloLens Developer Editionには本体のほかにClicker、キャリーケース、マイクロファイバークロス(拭く用か)、充電器、マイクロUSBケーブルが含まれるようです。
クリッカーつくのがちょっと意外。インタラクティブなシナリオでスクロールやホールド、ダブルクリックとか使う用。
スペック
- 光学
- シースルー ホログラフィック レンズ (導波管:waveguides)
- 2 HD 16:9 light engines
- 自動瞳孔間距離校正(Automatic pupillary distance calibration)
- ホログラフィック解像度: 2.3M 全光線ポイント (Holographic Resolution: 2.3M total light points)
- ホログラフィック密度: 2500 radiants (ラジアンあたりの光点)
- センサー
- IMU (慣性計測ユニット/3軸角速度・加速度) x 1
- 環境理解カメラ (4 environment understanding cameras)x 4
- 深度カメラ x 1
- 2MP 画像 / HD ビデオカメラ x 1
- 複合現実感キャプチャ(Mixed Reality Capture)
- マイク x 4
- 周囲光センサー x 1
- 人検出
- 空間音響(Spatial sound)
- 視線トラッキング(Gaze tracking)
- ジェスチャー入力(Gesture input)
- 音声サポート(Voice support)
- 入出力
- 内蔵スピーカー
- 3.5mmオーディオジャック
- ボリューム Up/Down
- 明るさ Up/Down
- 電源スイッチ
- バッテリーステータスLED
- W-Fi 802.11ac
- マイクロUSB 2.0ケーブル
- プロセッサー
- Intel 32ビットアーキテクチャ Custom-built Microsoft Holographic Processing Unit (HPU 1.0)
- CPU/GPUに加えてHPUが付くようです(CPU/GPUは未記載)
- カスタムチップでセンサーからのデータを処理してジェスチャー判断やマッピングなどを行う様子
- メモリ
- 64GB フラッシュメモリ
- 2GB RAM (2GB CPU と 1GB HPU)
- 電源
- バッテリーライフ: 2~3時間(アクティブ利用)、スタンバイ最大2週間 ※フル充電時
- ファンなし
- 重量
- 579g
- OS+Apps
- Windows 10
- Windows Store
- 開発
- Windows 10 でVisual Studio 2015とUnity 5.4が動くPC
開発するには
とりあえず以下が必要ぽい
- Visual Studio 2015 Update 2
- Universal Windows App Development Tools 1.2+Windows SDK (10.0.10586)があればダイジョウブそうですが。
- HoloLens Emulator
- 実機なくても開発する用。Holographic Direct Xプロジェクトテンプレートが含まれるらしい
- Unity Technical Preview
- なくてもいいらしいが。。
2016年3月1日早朝現在だと、どれも入手できませんね。
PC的な要件は以下の通りです。
- 64ビットなWindows 10 (Pro/Enterprise/Education)
- ホームはHyper-Vサポートないので不可
- HoloLensエミュレーターで必要ぽい
- 64ビットCPU
- 8GB以上のRAM
- 仮想化支援が有効なBIOS
- SLAT、DEP
- GPU
- GPUなしでもエミュレーター動くらしいけど遅くなる
- Direct X 11.0以降
- WDDM 1.2以降のドライバ
開発者向けドキュメント
ここから辿りましょう。
余談:
ハードウェアの理解とかそれなりに面白い。
基本的にはWindows 10なUWPアプリなわけですがHoloLens固有なShellとかも理解しときましょう。
キーボードはUS配列のBluetoothなのが使えるぽいです。あとHIDやGATTプロファイルがサポートされるぽい?(クリッカー用らしい)ということはスペックには載ってなかったけどBluetoothは載ってると。
アプリケーションモデルは基本的にはUWPだと思いますが、3次元空間を表すWorldがあるのが特徴かな
ホログラフィックを埋め込む際の現実空間はこれぐらいの距離感でということらしい。
https://dev.windows.com/en-us/holographic/designing_for_mixed_reality
設定やIoT Coreではおなじみのデバイスポータルもあるので、だいたいのことは把握・構成できそうですね。
FAQはこちら。
- FAQ
- デバイス滑り落ちないの?
- チルトで調整できる(落ちないように締め付ける感じ)
- 腕がつかれそう
- 楽な体制でもいいらしい(腕を前に張り出さなくてもいいらしい?)
- クリッカーも使おう
- PCから充電する際はスリープか電源オフで。専用充電器使ったほうがいいぽい(2.5A/5.2Vらしい)
- 屋外利用は?→ 屋内利用想定です
- スタートメニューが消えました(あるのか)
- 表示するブルームジェスチャーで
- Hey, CortanaからAR込の様子をキャプチャできらしい
- 他の人用にキャリブレーションも可能
考察
だいたいWindows 10で組み込みに近い感じ(IoT Coreに入ってるデバイスポータルがあったりするし)。
UWPで組むというところから想像つきますね。
またセンサーなどはKinectあたり触ってるとわかりやすいかも。Cortanaとの連携などもそうですね。
表現と現実世界の拡張的な意味合いの部分を支えるのはこれまでの技術の延長線上と思えば少しは気が楽かもです。
まとめ
WiFiとBluetoothで技適的な意味で嫌な予感しかしませんが、あれこれ考えつつUnityやDirectXなアプリの練習したり環境(主にお金)を揃えて待ちましょう。
サラサラッと作れるスキルは持ってないかもしれませんが、はやく無駄に触ってみたいすなぁ。
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