Azure Functions で実行時のIDを取得する

Azure Functionsを使ってるときに今実行されている状態のIDを使いたい場合があるかと思います。後で追跡する場合に呼び出されたIDとか関連付けされていると便利ですよね。

というわけで、呼び出しログ(Invocation Log)とかで使われるIDをコード内で使う方法です。

C#の場合

using System;

public static void Run(string input, ExecutionContext executionContext, TraceWriter log)
{
    log.Info($"InvocationId: {executionContext.InvocationId}");
}

C#の場合はExecutionContext型の引数を受け取るようにすればOKです。ExecutionContext型にはInvocationIdプロパティがあるのでそちらを参照します。ちなみに内部的にも同じ型でcontextという名前でバインディングされるので、contextという引数名にするとバインディングエラーになります。修正されるかもしれませんが。

JavaScriptの場合

module.exports = function (context, input) {
    context.log('Node.js manually triggered function called with input:', input);
    context.log(context.bindingData.InvocationId)
    context.done();
};

JavaScriptの場合はcontextのbindingDataにInvocationIdが生えてるのでそちらを使います。

実行結果はこんな感じで、呼び出しIDが取得できます。

2016-08-03T19:14:03.491 Function started (Id=f58733a5-d6ce-4035-8a42-c6b95b7d79b7)
2016-08-03T19:14:03.491 InvocationId: f58733a5-d6ce-4035-8a42-c6b95b7d79b7
2016-08-03T19:14:03.491 Function completed (Success, Id=f58733a5-d6ce-4035-8a42-c6b95b7d79b7)

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中