というわけで //build の季節がやってまいりました。
最初はサティア・ナデラ氏から。Minecraftで作ったCloud Cityのネタからw
Mobile-first、Cloud-firstはかわらず。数字的なところと関連テクノロジーなど。Bot/Agent、NUI、MR、IoT、AI。。。。
これからはIntelligent Cloud、Intelligent Edge。要素としてはマルチデバイス、AI、Serverless。
事例はSANDVIK。EdgeデバイスからのデータをIoT Hubで受けてStream Analyticsで処理して機械学習とあわせて何か予兆とかあればFunctionsでデバイス側にフィードバックしたりというかんじ。
というわけでAzure IoT Edgeです。既存のFunctionsやStream AnalyticsなどをEdge上で動かすことでレイテンシだったりもろもろを解決しようという感じでしょうか。
次はAI for workplace safety。AIを使って職場をより安全に。監視カメラの内容から危険を判断してアラートをあげたりなどなど。デモでは壇上に職場のセットがでてきてカメラの内容をリアルタイムに解析、スマホのアプリから道具名をいれたらどこにあるか教えてくれるとか。誰が作業してるかをチャットで調べたり。若干コント入ってましたね。
人と人の活動。Microsoft Graphですね。そこにデバイスももちろん絡みます。
ということで Intelligent Meeting。Cortanaスピーカーと会話することでやりとりできます。(この間発表があったデバイスですね)クロスプラットフォームということもありCortanaスピーカーで伝えた内容も車の中においてるAndroidなデバイスでも継続して処理できます。
Microsoft Teamsでミーティング中での会話(音声)を認識してBOTがチャットにあれこれ応答してくれたり。なぜかMicrosoft Basicコンパイラーのパッケージなど小ネタが。
事例ではパーキンソン病に悩む人の話。センサーを付けて学習させた後、手にセンサーとモーターがついたバンドをつけて振動を相殺させて震えを抑えるデバイスをMSが作ったと。純粋にすごい。スタンディングオベーションですよ。
次はScott Guthrie氏ですね。Azure/Cloudのお話。
最初はVisual Studioファミリーとの連携のデモをScott Hanselman氏から。
ポータル上でCLIが使えるAzure Cloud Shell。クライアントPC上にCLIなどインストールされてなくてもブラウザ上でCLI・Azure POSHが使えたりします。もちろんAzure Mobile App(iOSのアプリ)からでも利用できます。Visual Studio snapshot debugging for AzureでプロダクションのデータをスナップショットとってVisual Studio上で復元、デバッグしたりできます。
Visual Studio for MacでもASP.NET CoreアプリとAzure連携も充実。
ということでVisual Studio for MacがGAです。
おさらいですがSQL Server 2017の話。あとAzure Database Migration Serviceの話。
次は新しいRDBMS Servicesの話。PostgreSQLとMySQLのマネージドなサービスが(やっと)でました。Azure Database for MySQL / Azure Database for PostgreSQL
プラネットスケールのDBということでAzure Cosmos DBですな。マルチモデル/マルチAPIということでDocumentDBやMongoDB、Table(KVS)などをまとめたものな感じです。
Gremlin(Graph)も選べます。ポータル上でGraph表示もできますね。
次はVisual Studio 2017+Containers
複数のコンテナー上のアプリ(WebフロントとWeb API)を一緒にデバッグ。Visual Studio Team Servicesからコンテナーもデプロイ。コンテナーの実行はAzure、開発はVisual Studioがベスト、という感じでした。Service Fabricでもコンテナー動きます。
で次はService Fabricですね。WindowsとLinuxコンテナーも動きます。もちろんAzure Stackでも。コンテナーをホストする先は複数サービス選べます。
次はFunctionsやLogic Apps。おさらい的な感じですね。
アナウンスとしてはVisual Studio 2017でFunctionsとLogic Appsのサポート、Application Insights for Azure Functions。
お次はAzure Stack話。船の上にAzure Stack載せてるというデモ。船上へデプロイ。
Hybrid Cloud周りの話やSaaSベンダーの話。AdobeのCTOが登壇。
次はOffice 365関連。ISVパートナーによるSaaSソリューションなどが活発です。作ったサービスやアプリはMicrosoft AppSourceで公開したり。
次はCognitiveにはじまりAIの話題へ。Video IndexerとCognitive Services LabsがCognitive Servicesなどなどが増えました。
デモはカスタムVisionのデモ。画像ぽちぽちする(APIもあるけど)だけで画像認識API(Conpute Vision)をカスタマイズというか学習させたりできます。Data Lake上で直接処理したりもしてた様子。
またBot Frameowrkにもチャネルが3つほど追加。Skype for BusinessとかCortana Skills Kitなど。チャネルが増えるといことは連係が楽になりますね。
ということでAzure+AI。Azure Batch AI Traning Serviceも増えました。
デモではPower Point上でTranslator使って翻訳、あとTranslatorのリアルタイム翻訳のやつですね。(ポルトガル<->中国語?)
で、Cortanaの話。Cortana Skills Kitなどもあるし今後の展開が楽しみですね。
再度Microsoft Graph系のデモですね。Teams上で空き予定を取得して選択したりとか。
まとめ
- New innovations at Microsoft Build 2017: Helping developers achieve more
- Microsoft Build 2017: Microsoft AI – Amplify human ingenuity
- Azure IoT Edge (Preview)
- Microsoft researcher creates wearable which smooths handwriting in Parkinson’s Disease (video)
- Azure Cloud Shell (Preview)
- VisualStudio for Mac … GA
- Azure Mobile Portal
- Visual Studio snapshot debugging for Azure
- Azure Database for MySQL
- Azure Database for PostgreSQL
- Azure Cosmos DB
- Visual Studio 2017でFunctionsとLogic Appsのサポート
- Application Insights for Azure Functions
- A partnership built for better customer experiences.
一部すごいデモ(個人的にはパーキンソン病のやつ)があったりしましたが総じて基本となるAPIなどの拡充、開発環境の充実という内容でした。あとはIntelligentでしたね。AI、AI。
その他追加があれば随時更新。あとキーノート以外でのAzure関連の発表は別途。
※画像取得はグローバル青木さんです!スペシャルサンクス!
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